安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○安倍内閣総理大臣 先般、ソチ・オリンピックの開会式に出席をいたしました。そして、その翌日に、五回目となります日ロの首脳会談を行ったわけでございますが、昼食をともにしながら、約二時間にわたって、大変和気あいあいとした雰囲気、和やかな雰囲気の中において会談を行うことができました。
その中におきまして、今、稲津委員が御指摘になったように、日本とロシアとの間には平和条約がないわけでありまして、戦争が終わってから六十八年間にわたって平和条約がない、この異常な状態を終わらせなければいけないということについての認識においては共有できたというふうに思うわけでございます。
そして、その中において、北方領土、四島の帰属問題を解決して平和条約を締結していく、これはまさに、大きな、歴史的な課題でもあるわけでございまして、その中において、これを解決していくためには首脳同士が最終的には判断をしていく必要がある、この認識を共有していくことが大切だろう、そのためにも両首脳の間に信頼関係を構築していかなければいけない。その上において、約一年間の間に五回の会談を行ったところでありまして、今回は大変和やかな雰囲気の中での会談となった、このように思うわけでございます。
そしてまた、会談を行う上において、先般の次官級の協議、そして日ロ外相会談のやりとりを踏まえて率直な意見交換を行ったわけでありまして、平和条約締結問題について引き続き議論を重ねていくことで一致をしたわけでございますが、この平和条約締結交渉についても、テンポよく行っていくことが大切でありまして、次官級において議論を進めながら、そして外相級、そして最終的には首脳級、そして、首脳級において、報告を受けながら、指示を逐次、次官級あるいは外相級のレベルに出していくということが重要ではないか、このように思っております。
そして、私も、私の総理の時代に何とかこの問題を解決していかなければならない、このように決意をしておりますし、G8ソチ・サミットの機会にも首脳会談を行う、そして、秋に訪日をしていただいて首脳会談を行うということにおいて、これは合意をしたわけでございます。
その意味におきましては、この六月に行われるサミットにおいて首脳会談を行う、そして、秋にはプーチン大統領が訪日をする、こういう中におきまして、またさらに次官級の協議も進めながら、この大きな課題において最終的に解決を見るために全力を挙げていきたい、こう思っているところでございます。
今後とも、プーチン大統領との信頼関係を一層深めつつ、経済、安全保障、国民間の交流等、あらゆる分野でロシアとの協力を進めて、日ロ関係全体を高めていきたい、その中で、北方四島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結して、歴史的な使命を果たすべく、全力を尽くしていく決意でございます。