宇都隆史の発言 (外交防衛委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○宇都隆史君 私は、それが果たして望ましいのかなというところには疑問があるんですね。ある意味、シビリアンコントロールの観点から、毎年毎年こういうのをきっちり国会の中で法案を通すことによって国会が関与していくというのは半分納得する面もありますけれども、今言われたように、所要の額というものと、それから財政上の要請といいますか実現可能性、その二つを分けることによって逆にそこに乖離が生じているんじゃないか。もっと言うと、大綱、中期防というのが毎回毎回一つのスローガンに終わっているんではないか。結局のところ、毎年毎年の予算取り、そこに苦心をすることによってその達成し得ない目標を掲げ続けているんではないかという疑問を感じざるを得ないんですね。
そこで、設問二問目になるんですけれども、大綱、中期防というのは、ある意味、我が国を守らなければならない所要数としてちゃんと能力見積りをして出している数字なはずなんですね。そういうふうに説明もされていますよね。にもかかわらず、この大綱、中期防で必要と認めている定数、それから、これ、各年度年度の予算定数でも定めた定数と、じゃ実際に人がどれだけいるのかという実員、この乖離が現在においてもありますよね。
どういう問題があるのかというと、大体充足率九〇%というお話をしていますけれども、これ予算委員会でもしましたが、三つの部隊が、同じような規模の部隊があったとしたときに、例えば四百人規模の部隊があったとしましょう。充足率九割ということは三百六十人ぐらいずつしかいないわけですけれども、その部隊によって任務が違います、与えられた任務の優先順位が違います。そうすると、そこに人を集めて充足を増やすわけですよね、一〇〇にしていくわけです。A、Bの部隊を一〇〇にするということは、Cの部隊は必然的に七〇%になりますよね。そうすると、七掛けですから、四百の七掛けで、二百八十名で四百人としての部隊の機能を賄っていかなきゃいけない。これが地上部隊であればまだいいでしょうけれども、艦艇のような一回外に出てしまうとその本当に人数だけでしか賄えないような部隊になってくると、一人何役、隊員のロード、ストレス、大きくなるわけですよね。
こういう問題が、部隊にもそうですし、あるいは後方関係の仕事の教育訓練であったり、あるいは研究開発、それから調査機関、そういうところにも余波が及んできているのが実際の部隊の現状なんではないかと思うんですが、この定数、実員、この乖離の問題点、防衛省としてどのようにお考えですか。