上月良祐の発言 (内閣委員会)
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○上月良祐君 ありがとうございます。
百七十五億円につきましてはよく分かります。実は調整費というのは、しかし、仕組みとしては大変、私は余り良くない仕組みだと思っているんです。
特区のときにも大臣と御議論させていただきましたけれども、予算で付いているのに財務省によくよく説明をしなければいけない。そして、内閣府が使えないんですね。各省に出して使うということになっております。何重にもバリアがあるんです。これは内閣府の予算で持っておけばいいんじゃないかと思います、百七十五億、調整費ではなくて。内閣府の予算、官房長官の予算として持っていて、必要だったらそのままずばっと出せばいいんだというふうにも思います。しかし、これはできたばかりの機構です。なので、いろいろ試行錯誤もしながら、是非より良い運営になるようにしていただきたいと思います。
一点、ちょっと注意しておいていただきたいなと私が元役人として思いますのは、やはり各省それぞれに補助金は持っておきたいわけですね。その補助金を出したい。そうすると、その壁のところは、例えばまたがるような運用をしようと思ったり、一部を振り替えて使おうと思ったら余計に難しい、何というんでしょうか、調整を強いれば強いるほど、要するに壁は守られるわけです。
なので、例えば、使いたいと思ったのに、駄目駄目と言いたくて物すごく面倒くさい調整をしたりするようなことが決してないように、より良く柔軟に使えるように是非とも御配慮をいただきたい、目くばせをいただきたいと、これは本当に思います。そうでなければ、成果が私はなかなか出ないんだ、つながらないんだと思っておりますので、これは御要望を申し上げたいと思います。よろしく是非お願いいたしたいと思います。
それから、済みません、その次に、研究の継続と淘汰というんでしょうか、その点につきましてちょっとお尋ねをしたいと思います。
研究開発というのはいろんな研究開発があるんだと思います。大変困難だろうと思うけれども、大きな成果につながるかなという可能性のあるような研究もいろいろあるんだと思います。といいますか、本当は大きな成果につながるようなものほど困難なんだというふうにも思います。そういった研究開発には、当然時間も掛かればお金も掛かる。いわゆる死の谷なんかも、実用化まで考えると、あったりするんだと思います。
しかし、時間が掛かろうが、費用が、もちろんそれはコストベネフィットはありますけれども、掛かろうが、絶対に成し遂げないといけないものもやはりあって、それこそが安倍政権にとっても重要かもしれませんけれども、日本にとって私は重要だというふうに思っております。
そういうときに、遠い将来を見通して、今あるシーズをどういうふうに見極めて、そしてどれに予算を付けるかということを判断して、そして長い期間掛かるその間、例えば科学技術でもFIRSTから今度ImPACTに変わるというような制度の変遷もあるんだと思います。そういった変遷も乗り越えて、継続性を維持していって予算を付けていくか、付けれるかどうかということは大変重要だというふうに思います。
一方で、継続性を意識することと併せて、予算をやっぱり淘汰していくということも大切なんだと思います。予算を削る、今まで付けてきた研究の予算を削るというのは付ける以上に難しいんじゃないかなというふうなこともあると思います。泣いて馬謖を斬るような話もあるかもしれません。顔を知っている研究者に付けている補助金を切らなきゃいけないというのは大変難しいこともあるかもしれませんが、やはり淘汰をすべきものを見極めて、もう全然成果が出なくなってからではなくて、ある程度のところで見極めて淘汰をしていく、そういうことによって、本来付けるべき、何というんでしょうか、将来に向けての投資ができるというようなこともあろうかと思います。
そういった意味で、どういうふうに継続性を確保していく、どういうふうに淘汰をしていくのかという点につきましては、大変重要な点があろうかと思います。ただ、ライフサイエンスの分野を取りましてもいろんな研究があると思います。全然違うものをどう評価するのか、そして異質なものをどういう尺度で取捨選択を考えていくのか、将来の投資を考えていくのか、どんな基準や考え方でやったり、どんな仕組みや体制でやったりするのかなというところが大変難しいところだと思います。しかし、難しいけれども、そここそがポイントでもあろうかというふうに思います。
これは各国みんな同じなんだと思います。その中で、各国との競争という面もあろうかと思いますので、この考え方について、これは政府参考人の方で結構でございます、どんなふうな考え方、体制で臨むのか、教えていただきたいと思います。