足立信也の発言 (内閣委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○足立信也君 あの理研の記者会見が三月十四日に決まって、急遽三月十三日の夜に東大が記者会見決めたということでございますので、これから先、官房長官に感想を求めますので、もうちょっと説明します。
 今五件ありましたね。実は、ハーバード大学とその関連病院でも四月に相次いで二件、論文撤回というのがあるんです。四月八日に、サーキュレーションという雑誌ですね、これは有名な雑誌です。二〇一二年の論文。十一日にはランセットです、これまた有名な、二〇一一年の論文、これ撤回申入れしているんですね。いずれも一人の教授なんです。
 ちょっと内容を言いますと、心臓の筋肉、心筋というのは再生しないと、一度死んでしまったら再生はしないということなんですが、この研究は実は再生するんだと、しかも旺盛にやるんだということを言った画期的な研究で、みんなびっくりしたんです。それぐらいの研究で有名な教授なんですが、これ一人なんですね、関与は、同じ人なんです。
 この教授は、アメリカ国立衛生研究所、NIHから二〇〇〇年以降五十八億円、二〇一三年には七億円受け取っているんです、公金ですね。私は、研究不正というのは公的資金の流用だと思います。これはやっぱり犯罪につながる話だと思っていますので、その件。
 それから、小保方さんのSTAP論文ですね。やっぱり一人に帰することが多いんですよ。そして、今年の二月に岡山大学の森山薬学部長の内部告発で、実は全部調べたら論文不正は二百本以上というショッキングな報道もありました。今やっぱり日本の研究の質が問われていて、非常に危機に瀕している。
 私、研究者の立場でと申しましたが、結構一人に帰するところが、個人に帰するところが多いんですね。私も博士論文の審査会のときに教授に言われたことは、研究者というのは、最後は自己規律といいますか、自分がどの程度の段階まで行って、それを批判する力があるかどうか、そのことが教育につながっていくわけです。自己批判の精神を持っていないと研究者としては駄目なんですね。野依理事長が未熟と言いましたが、今私が挙げたのは教授ですよ。教授です、今挙げた例は。やっぱりそこまでなっていると。これは非常に、もちろん成長戦略にとっても信用がなくなったら何にもなりませんからという説明を聞いて、官房長官、率直にどのように感じますか。

発言情報

speech_id: 118614889X01520140520_018

発言者: 足立信也

speaker_id: 18128

日付: 2014-05-20

院: 参議院

会議名: 内閣委員会