林芳正の発言 (農林水産委員会)

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○国務大臣(林芳正君) 昨年の五月にオランダに視察をいたしました。いろんな方から、一見の価値ありと、こう言われまして、パリでOECDの閣僚理事会があった際に足を延ばして行ってまいったわけでございますが。
 本当に百聞は一見にしかずということで、大体敷地面積が一棟のハウスで四ヘクタールぐらいある大きなところに、高さ八メートル、大きなガラスでできたハウスがございまして、その中にもう一面ずっとパプリカをそこのハウスは植えておられました。少し危ないからよした方がいいんじゃないかと、こう言われたんですが、エレベーターみたいなのに乗って上まで行って、上から見るとまさにもう遠くの方はかすむぐらいで一面にパプリカが生えていたわけですが。これを全部機械化、ICT化をして省力化をしたことによって、全ての段や列に全部番号が付いて、どの列でどういうふうになっているというのが全部、水や、これ多分肥料の供給も機械化されていると思いますが。そして出荷するときも、収穫をやって、機械化をされたものでやって、そして、選果のところだけは少し人手が掛かるということで、選果のときだけ隣の、近所の方にお手伝いに来てもらうというようなことをおっしゃっておられましたが、それ以外は、こん包して出荷してそのまま輸出のところに行くまで全部家族で、四、五人ぐらいでやっておられると、こういうことでございました。
 これが輸出競争力につながっているのかなと、こういうふうに思いましたけれども、こういうものを参考にさせていただいて、日本では、台風もございますのでガラスで全部造るというのがどういうことになるのか、少しアレンジしなきゃいけないということもあります。
 それからオランダの場合は、ロッテルダムからパイプで二酸化炭素を引いてきて、それで使って、この二酸化炭素を多めに供給して光合成を促進させると、こういうことをやっておりましたが、我が国の場合は、まさに今おっしゃっていただいたように、カーボンニュートラルということで木質バイオマスなどの脱化石エネルギーを使えないかと、こういうようなことでアレンジをいたしまして、新しいタイプの施設園芸の産地を育成していこうと、こういうことを新しい予算として、平成二十五年度補正、それから二十六年度の当初予算案も合わせますと五十億円を計上させていただきました。
 既に補正の方はどういうところでやっていただくかというところももう決まってきているわけでございますが、まさに、申し上げたように、高い生産性を確保するためには、ICT等々の他産業の知識、ノウハウ、こういうものの活用が必要になってくると考えまして、昨年の十月ですが、この次世代施設園芸の推進に向けまして農業界と経済界の関係者を参集した全国的なセミナー、大変盛況でございましたが、ふだん農水省に余り来られないような会社の方たくさん来ていただきまして、この周知を図ったところでございます。こうした次世代施設園芸の産地を全国的に展開することによって構造改革を推進していきたいと、こういうふうに思っております。
 まさに今委員がおっしゃっていただいたように、これはある意味で産業政策の部分でございますが、同時に、この産業政策と並んで地域政策というものが大変に大事であるということは常々申し上げておりまして、車の両輪であるということを常々申させていただいておりますが、この多面的機能、水源の涵養ですとか良好な景観の形成、CO2の吸収、こういった視点は大変に大事でございますので、昨年の農政の改革においても多面的機能支払というものを新たに位置付けまして、この今やっております中山間地域等の直接支払と環境保全型の農業の直接支援、これに加えて三本柱、多面的機能は更に二つに分かれるわけですが、こういうものから成る日本型の直接支払制度、これを創設をいたしました。
 まさにこの日本型直接支払制度はこの国会に関連法案出して御審議をいただくことにもなっておりますので、またよろしくお願いいたしたいと、こういうふうに思っているところでございます。

発言情報

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発言者: 林芳正

speaker_id: 30011

日付: 2014-03-17

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会