西田譲の発言 (法務委員会)
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○西田委員 ありがとうございます。
大臣、先ほども人権ということについて話が出ました。私もこれまで、この一年半、法務委員会で、谷垣大臣とは、人権とは何ぞやという議論を何度かしてまいりました。と申しますのも、法務省が行う人権擁護行政、予算も三十億以上つくわけでございますね。果たして法務省としてなすべき人権擁護行政の姿とは何ぞやといったときに、まずは非常に疑問があるというのが私の問題意識でございますけれども、こういった議論をするに当たっては、人権とはそもそも何ぞやといったところで、きちんとそれぞれ相互理解が必要かというふうに思っております。
私は、人権というのは、いわゆる世界人類、世界じゅう、人類全てに普遍的な権利というものがそもそも存在するとは思っておらず、国民の権利として確定されているものが人権であるというふうに思っております。と申しますのも、これまでの歴史でも、幾ら人権人権と叫んでも、その人権を既に失っている人たちを決して人権という概念は守ってこれなかったわけでございます。
例えば、さきの大戦の満州引き揚げの際でございますけれども、ロシア兵からの略奪、強姦その他の被害に、幾ら当時の日本人が人権といっても、いわゆる主権が喪失した状況下での人権なんて守れないわけでございます。やはり、国民の権利としてきちんと確定したものが正しい人権であろうかというふうに私は思っておるんですね。
そこで、大臣の、そもそも人権とは何ぞやといったこと、これは法務省のパンフレットでは幸福追求権とかそういうことを書いてあるのでございますけれども、大臣のお考えをお聞かせいただければと思います。