大野元裕の発言 (外交防衛委員会)

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○大野元裕君 ここで辞任されるということであればこれ以下の質問はする必要はなかったんですけれども、ならば、委員会を、私も理事でございますので、共に運営をする責任を負う者として、貴重な委員会の時間を費やすことになりますが、実は委員の先生方はこの経緯よく御存じないところもございますので、そこも含めて、あえて申し上げさせていただきたいと思います。
 委員長、今国会、あなたの下で外交防衛委員会が終了したのはまだ僅か二回なんです。ところが、この僅か二回の間に、私、取りまとめさせていただきました、幾度も前代未聞のひどい委員会運営が行われました。
 委員長、あなたは最初の委員会の冒頭で、御嶽山の噴火事件のさなか、多くの方々が人命救助に必死になっておられる、そのような中にもかかわらず、この事件を政局に利用し、全く根拠のない虚偽に基づく民主党批判を行ったことをまず謝罪をいたしました。
 我々は、かかる中立性に欠ける委員長のツイッターにおける書き込みに対して対抗することもできました。しかしながら、あなたのレベルに下りて政局に走ることは好ましくない、そう考えて審議に応じることといたし、中立公正な委員会運営を求めた次第であります。
 その後、理事懇談会では、防衛省が三権分立に反して委員会の運営を指図し、その場で謝罪をする、あるいは、委員長が理事の発言を否定し遮るという暴挙に出て、それもそのときに謝罪がなされました。
 問題はこれにとどまりません。極め付けは、先ほどお話をされた二十一日の委員会であります。中立公正でなければならない委員長が、あろうことか、政府として出すべきではない大臣の応答要領を入手され、それを見ながら不公正な委員会運営を行ったのであります。与党の理事の方のお言葉を借りれば、前代未聞でございます。
 我々は、運営が公正に行われたかを検証するために、この応答要領を開示するように求めましたが、政府・与党は今に至るまでこれを拒否し続けています。このことは全く受け入れ難い。
 それどころか、委員長、あなたは、この本来出すべきではない重要な書類を十六日、二十一日、二回とも机の上に放置し、結果、資料が紛失してしまいました。これらの一連の事件は、政府・与党の傲慢、そしてたるみ、これを示すことにほかなりません。しかし、一番の事件の責任は委員長にあります。
 先ほどの御発言のとおり、委員長がその職にしがみつかれるという中、我々はその一方で、民主主義の自殺だけは避けなければいけないという強いジレンマにさいなまれています。
 つまり、通常のような事件は、疑惑があるとか、こういったことを証明しろ、こういったものでございますが、今回は委員長御自身が不適切な行為を認め、与党もお認めになり、証拠も残っている。にもかかわらず、仮に我々が委員長の解任決議を出した場合、もしかすると与党はこれを否決するのかもしれません。そうすると、既に認めている、民主主義の自殺行為を院として是認することになる、こんなことだけは絶対に避けなければならない。
 我々がその蛮行を、内外に対して、日本は民主主義がない、こう言うに等しいがために、我々は不承不承、委員長のお話を聞き入れたことでございます。
 ところが、残念ながら、委員長を信頼することは極めて困難です。私は、前回の質問の冒頭、全く根拠はないが、委員長が中立、公正、公平な委員会運営を行っていただけると期待すると表明をしてから質問に入りました。そのとき委員長、あなたは何と申されましたか。中立公正をお約束をされたんです。しかし、その約束は数時間ともちませんでした。
 解任を試みて民主主義の自殺を甘受することも困難。委員長の約束が余りにも軽く、数時間しかもたない現実に鑑みれば、委員長のお言葉を信じるのも困難。
 そこで考えました。本来であればするべきではないかもしれませんが、あえてこのように資料を御用意し、かんで含めて御説明をする、そして委員長の自覚を促す、あえてそれをせざるを得なかった次第であります。
 委員長、いかに自民党の人材が払底しているとはいえ、もう多分、その後の要職というのはどうなんでしょうね。この委員長の間だけでも結構です、是非実りある審議を行うために中立公正な委員会運営を心掛けていただきたいと、これだけ時間を犠牲にし、丁寧に資料を作ってお願いをさせていただいたんです。また、与党の理事の皆さん、四人もおられるんですから、委員長をしっかりと指導していただきたい。それでも院の権威をなおも侵すのであれば、次にはしがみつくことなく潔く辞任をしていただきたいと思います。
 以上申し上げて、委員長、是非もう一度、御所見を御自分の言葉で丁寧に、お聞きしたいと思います。

発言情報

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発言者: 大野元裕

speaker_id: 21489

日付: 2014-10-28

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会