アインゼル・フェリックス=ラインハルトの発言 (経済産業委員会)
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○アインゼル参考人 一般論としては、世界特許というキーワードがいろいろなところで出てきているわけなんですけれども、これは十九世紀にさかのぼりますけれども、要するに、パリ条約というものができて、優先権をそれぞれの国で主張できるようになって、PCTができた。
今回、欧州なんかでは、欧州単一特許といいまして、今EUは二十八カ国ですよね、初めて二十八カ国全体で一つの特許権というものが付与される。これが要するに、一つの地域、国をまたがる地域に一つの特許が付与されたという恐らく非常に珍しい事例なんだと思うんです。
それと同じような考え方を、今後、日本がどこと交渉しながらそういう世界特許というものをつくっていくのか。さっきも言ったように、明細書一つ違うわけです。
そうすると、パリ条約というのは、さっき言ったように優先権、PCTというのは、要するに入り口だけを一緒にして、そのあとは各国で国内で移行していく。
日本というのは、英語で明細書をつくって、それで権利のあるものというふうに日本で言ったら、これはやはり、日本は公用語が日本語であるわけで、そんなことは絶対あり得ないわけです。そういうふうに考えたときに、翻訳文は絶対出させるということになるんですけれども、要するに、翻訳文は権利を持っていて、それに基づいて裁判所で権利行使するわけですよね。
だから、そこら辺で、それぞれの国の法律、実務、言語がやはり本当の意味で統一されない限りは、最終的には世界特許というのは、これは僕は難しいんじゃないのかなというふうに考えています。