石川昭政の発言 (経済産業委員会)
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○石川委員 ありがとうございます。
ロボット産業というのは、まさに日本の誇るべき世界最先端の技術の一つであろうというふうに私は思います。
先日、自民党で、人工知能、AIを研究している東大の松尾さんという准教授の方から、最近、この五十年来の人工知能におけるブレークスルーがあったというようなお話を伺いました。そんな中で、今、実際に人工知能の研究開発は第三次ブームが到来しているということをおっしゃっていたわけです。
その中核にあるのは、ディープラーニング。簡単に言うと、ビッグデータから、これまで人間がさまざまな変数、アルゴリズムを決めていたわけですけれども、それをコンピューターみずからが考えて導き出すというようなことが実際に可能になってくる。そうしますと、人間の介在する分野が一つ後退をして、コンピューターが一歩前に出るというような研究が今進んでいるところでございまして、ロボットとAIが融合することによって日本独自の進化が遂げられるというような印象を持ちました。
確かに大臣おっしゃるように、日本の科学技術、先端技術というのは誇るべきものでございますけれども、一方でガラパゴス化と言われておるところでございます。確かに品質は世界先端でいいわけですけれども、ビジネスモデル、ルールメークで負けてきたというのは、これまでの日本の産業政策の一面があったんだろうというふうに思います。私は、世界の潮流に乗りおくれるなということを声を大にして申し上げたいわけでございますが、その前提としまして、やはりここは日本の製造業の強みと弱みを冷静に分析する必要があるだろうというふうに思います。その逆もしかりでございます。
安倍政権では、産業競争力を高めるため、成長戦略、さまざま取り組んできたところでございます。ひところ言われました六重苦の問題も解消の方向に向かっております。企業収益も改善をし設備投資も徐々に高まってきている。さあこれから攻めの経営に転じようとしたこのタイミングで、こうした世界の流れが出てきているわけでございます。
しかし、日本の製造業と一口に言っても、業種、業態いろいろございます。私の地元でも、オンリーワン戦略、それから高付加価値化、あるいは大企業では採算がとれないようなニッチなところに特化している企業、また大企業の系列としてさまざまな要望に細かく応えていこうという企業など、多種多様でございます。
そこで、個々の中小企業の強みを引き出して、細かな要望に応えてオーダーメードの政策をつくり、隅々までスポットを当てて育成してきたということは私は高く評価をしているところではございます。さりながら、世界の潮流を見ますと、やはりこのIoTということによって、企業間の連携だけでなく、製造から流通、販売に至るまで、業界の垣根を越えた連携が進んでいるわけでございます。
よって、私は、このインダストリー四・〇のように、業種を超えた連携、全体の底上げにつながるような取り組みが必要だというふうに考えておりますが、御見解があればお伺いしたいと思います。