高木宏壽の発言 (国土交通委員会)

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○高木(宏)委員 航空自衛隊基地が隣接していて管制上の制約が大きいというのが、これまで発着枠が拡大できなかった理由ということであります。
 また、新千歳空港の管制は、戦闘機等が離着陸する、隣接する千歳飛行場の管制を行っている航空自衛隊が一緒に管制を担っているということであります。
 現行、自衛隊機の発着は、管制官がレーダースコープを見ながら進路や高さ等に関して誘導指示をパイロットに与える、いわゆる精測レーダー進入、PARという方式をとっております。一方で、民間機の方は、指向性のある電波を発信して滑走路に進入コースを指示する計器着陸進入、いわゆるILSという方式をとっています。
 現行の管制方式ですと、前後間隔とあわせて斜距離も約二マイルぐらい必要ということで、同時平行進入というものができないわけなんですね。もし同時平行進入が可能となれば、現行、自衛隊機の発着枠は一時間当たり十回と伺っておりますので、理論上は四十二回まで発着枠を拡大することが可能であると考えております。
 また、新千歳空港のもう一つの大きな課題が、旧共産圏諸国、中国やロシアの外国航空機の乗り入れ制限というのがございます。二〇一〇年の三月に若干緩和をされました。緩和をされたんですけれども、月曜と木曜日は全面乗り入れ禁止、火曜と水曜については十二時から十六時の四時間だけ発着が可能、そして金曜日は十七時以降が発着可能ということで、特定の時間帯に国際線の離発着が集中するということで、出入国のラインが大変混雑して、長蛇の列ができるというのが頻発しております。
 日本に対する、北海道に対する印象、あるいはホスピタリティーの面からも問題ですし、希望する時間に発着ができないということで、新千歳空港を避けるといった外国航空会社も今出てきております。
 そういう意味で、特に急増する中国人観光客を乗せている中国の航空機の乗り入れ制限というのは、せっかくの潜在的な観光客をみずから手放すようなものであると考えております。
 二〇二〇年に訪日外国人旅行者を二千万人にするという政府目標達成や東京五輪開催で航空需要が高まること、観光振興、それから地方創生の観点からも、これは大きな問題じゃないかなと私は思っております。
 そこで、同時平行進入の検討状況を含めた平日全時間帯への発着枠拡大の見通しと今後のスケジュール及び乗り入れ制限の緩和、撤廃に関する検討状況について教えていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 高木宏壽

speaker_id: 20582

日付: 2015-06-03

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会