安倍晋三の発言 (財務金融委員会)
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○安倍内閣総理大臣 この道というのは、まずは、日本は長い間デフレ不況の中に沈み込んでいたわけでございます。その間、税収も当然落ち込んでいくわけでございますし、国民のいわば賃金においても、物価も下がっていきますが賃金も下がっていくという状況の中にあったわけでございます。当然、税収が上がらないわけでありますから、財政の健全化は進んでいかないわけでありますし、復興の予算を確保する上においてもマイナスでありますし、社会保障のいわば財政基盤を強くするということについても今まではマイナスであったので、そういう意味においては、経済状況はマイナスであったわけでございます。
そこで、我々は、まずはデフレから脱却をしなければいけないということで、三本の矢の政策を打ち出し、実行したところでございます。
いわば、デフレではないという状況をつくっていけば、またデフレから脱却をすれば、資金を単に持っていてもその価値は減少していくわけでありますから、しっかりと正しい方向に投資をしていく。これは設備投資であり、あるいはまた人材にちゃんと投資をしていくことが経営者には求められてくるわけでございます。
このデフレから脱却をしていく中において、企業が高収益を上げていく、そしてそれが賃金という形になって国民の所得がふえていくことによって消費がふえていけばまた企業の収益がふえていく、これが経済の好循環であります。この好循環を回していくことによって全国津々浦々に景気回復の実感をお届けしていきたい、こう思っております。
その中で、税収も上がっていきます。もちろん消費税を引き上げたこともございますが、この二年間で十二・二兆円、税収はふえたわけでございまして、プライマリーバランスの赤字におきましても、私たちが政権を引き継いだ段階では二十五兆円あった赤字が約半分になろうとしているのも事実であります。
いわば、私どもは、財政の健全化と経済成長、国民を豊かにしていく、そして社会保障の基盤をしっかりとしたものにしていく、同時に、もちろん復興にも集中していく、加速化させていく上においてはこの道しかない、このように考えております。