安倍晋三の発言 (財務金融委員会)
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○安倍内閣総理大臣 前もってお話をさせていただきましたが、ここの場でドルベースで生活をしておられる方はもちろんいないと思いますね。いわば、給料は円でもらっていますし、もちろん年金も円でもらっていますから、円でもらう給料が上がっていかなければいけませんし、円で物を基本的には買うわけでございます。
そこで、円高になって、ドルベースで上がったかのような錯覚を持っても、実際に、先ほど申し上げましたように、製造拠点をメーカーが海外に移してしまって働く場を失ってしまっては何の意味もないわけでございまして、自国のGDPをもちろんドル建てで見るということも指標の一つとしては必要でありますが、それは、例えば、ではルーブルで見たら日本のGDPは倍になっているじゃないかということにもなるわけでありまして、余り意味のない話なんだろう、このように私は思うわけでございます。
大切なことは、では、ドル建てで見たGDPをふやそうと考えるが余り、ずっとデフレ状況を続けているということになってしまってはまさに本末転倒なんだろう、こう思っているわけであります。
今私どもが目指しているのはデフレからの脱却であって、十五年間脱却できなかったものを脱却しようとしているわけでありまして、現在はデフレではないという状況をつくり出すに至ったわけでございます。
ですから、しっかりと我々はこの政策を進めていきたいと思っておりますし、かつ、今、日本の経済政策は海外から注目をされているわけであります。私は多くの首脳会談を行ってまいりましたが、どの首脳からも、まさに我々の経済政策について、説明をしてもらいたい、どうしてそんなにうまくいっているんだという質問もあるわけでございます。
そういう意味におきましては、まさに世界の真ん中で今私どもの経済政策は注目されていると言っても過言ではない、このように思っております。