大島敦の発言 (財務金融委員会)

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○大島(敦)委員 麻生大臣の御見識だと思います。
 私、今、海外にもできるだけ伺うようにしていまして、去年の九月でしたか、一人で、ヒューストンではシェールガスの現場から積み出しの予定地まで全部見せていただいた。アルバカーキ、ロスアラモス研究所、ここでは、福島の炉内がどうなっているのか、宇宙から降ってくる素粒子だったかな、それを当ててそれを見るような研究をされている方。そして、二十年ぶりにシリコンバレーを訪ねました。おもしろかったですね、ここは。
 当時、二十年前のベンチャー投資というのは、日本の大企業、非常に資金を持っているところ、あるいはエンジェルというのかな、非常にお金持ちの人たちが投資するというのが二十年前のハイテク投資だったと思うんです。ですから、鉄鋼会社にいたときも、さまざまなアメリカの会社から金を出してくれと言われて、金を一回出す。そうすると、現金燃焼率ですから、二十億円とか出したらそれがどんどん燃えてきて、燃え尽きそうになっても技術開発がまだ立ち行かないと、もう一回日本に来て、もうちょっと金を出してくれと言われた。現金燃焼率に技術開発がうまく間に合えば伸びていく、これが間に合わないとその投資はなくなる。
 ですから、当時私が見ていて本当に思ったのは、このハイテクベンチャーの投資というのはルーレットと同じだ、二倍から三十六倍まで。一年間を通して浮いていれば勝ちなのがこの投資だというのが当時の感覚です。
 去年の九月にシリコンバレーに行きまして、おもしろいところを見せていただいた。グーグルが三人の会社のときに、グーグルに社屋を貸していた向こうのアメリカ人が多分味をしめたんでしょうね、フィリップスの大きな社屋を買収して、そこをハイテクベンチャーに貸しているんです。そこを訪ねたときに、ピッチというイベントを見せていただいた。
 ピッチというのは、投資を仰ぐ側の三分間スピーチなんです。投資を仰ぐ側が三分間のスピーチをして、投資家が十人から二十人、百人いて、二十人だったら六十分間、それをずっと、三分間スピーチを積み重ねた後で、投資家が話す、要は投資しようかどうか決めていく。ピッチのそういうイベントの場に投資家が行くのも、ただじゃないんです。十万とか五十万とか払ってそういう場に参加をして、投資をする。
 三分間というのは、いい時間だなと私は思いました。三分間で自分の事業モデルを、要は投資家。今のアメリカ人というのは恐らく二十年前とは違って、結構普通の人でもお金を持っている方が多い社会に違いないなと。一千万とか一億とか投資できる人たちが多い社会。ですから、そこで投資していくわけですよ。だから、そういう環境を見ると、私も、恐らく英語ができて二十代で若かったら、あちらの方がおもしろそうだなと実感はしました。
 だから、そういうような環境を、これはアメリカだからできることなんです、やはり規制がない社会だから。規制がなくて、さまざまなビジネスモデルを自分のアイデアでできるし、そのアイデアに対して、例えばユーチューブとかは今でも、民間、自家用車のシステム化というのはスマートフォンで、あれはウーバーというのかな、そういうビジネスもちゃんとそれを守ってくれる弁護士がいて、著作権とかあるいは行政に対してしっかりと抗弁してくれる弁護士がいてデファクトスタンダードをつくっていくのがアメリカの社会で、これをそのまま日本に移植するのは難しいと思っています。
 恐らく小泉政権のときのイデオロギーとしては、規制緩和というイデオロギー、要は規制緩和をしてビジネスチャンスを多くふやすというイデオロギーがあったのかなと思うんです。ただ、今の我が社会を見ると、規制緩和よりも規制を強化する方向にさまざまな施策が移っていっているのかなという感じがするんですよ。ですから、まずそこのところが一点あると思っています。
 ですから、規制強化も必要だけれども、ビジネスにはやはり規制を緩和してできるだけ参入できるようなことが、そういう土壌をつくるという一つの考え方も必要かなとは思っているんですけれども、その点について大臣の御所見を伺わせてください。

発言情報

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発言者: 大島敦

speaker_id: 9944

日付: 2015-04-24

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会