清水忠史の発言 (法務委員会)
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○清水委員 上川大臣、ぜひ、冤罪被害者の生の声、こうした意見陳述にしっかり目を通していただきたい。そうでなければ、今般の刑事司法制度改革、この契機が冤罪事件の根絶だったとおっしゃっておられるわけですから、冤罪被害を受けた方々の生の声を聞いて、これを二度と起こさないためにはどのような抜本的な解決が必要なのかという問題意識をお持ちいただくことが極めて重要だと私は思うんです。
その場にいた元検事総長の但木敬一さんは、「あなたの身体的に非常につらい状況にある中で過酷な調べをしたことについても、深くおわびを申し上げたい」と、その場ですぐ謝罪をしておられるんですね。そして、「あなたの人生、取り返しのつかない部分を奪ってしまった」、つまり、取り返しがつかない、謝って済む問題ではない、こういうことで述べられたと思うんですね。
私は改めて伺いたいんですが、代用監獄の制度、長期間勾留するという制度、この制度が続く限り、こうした過酷な、苛烈な取り調べによる冤罪被害というのはなくならないのではないかと考えます。
私、鈴木貴子委員のお父様の鈴木宗男さんのお話も、先日、お伺いさせていただきました。ムネオハウスでの追及もあったんですけれども、それとは別個、お話を聞かせていただきまして、とにかく保釈されなかったというんです。保釈されない理由が、証拠隠滅と逃亡のおそれと。何度も家宅捜索を受けて、たくさんの証拠を持っていかれて、これ以上隠す証拠があるか、逃亡のおそれと言うが、この顔でどこに逃げろと言うのかと。この話を聞いて、まさしく人質司法、代用監獄の制度はおかしいなと私は思いました。
先ほど言いました副市長の小堀さんの話に戻るんですが、最初に、逮捕される前、任意同行したときに、既に車中で激しい恫喝を受けたそうなんです。
きょうは、資料の二枚目に、最近起こりました大阪府警柏原警察署の事件について紹介をさせていただきたいと思います。
これは五月二十六日の共同通信の配信なんですが、大阪府警柏原警察署で、逮捕されていた少女に対し、黙秘していたわけですが、黙秘というものは悪いことをした人がすることだ、しゃべれと強要をされていたと。これは、留置施設に戻るエレベーターの中で言われたというふうに報道されているんですね。小堀さんは車中で、あるいは、この少女は留置施設に戻るエレベーターの中で。
ですから、取り調べ室の中だけを可視化すればいいということではありません。やはり、警察や検察の被疑者、被告人に対する取り調べの姿勢、ここを抜本的に改善することが求められているのではないかと私は思います。
小堀さんは在り方検討会議でこう言われております。どうすればいいか、全過程での録画、録音、弁護人の常時立ち会い。これは村木厚子さんもおっしゃっておられますね。プロの検察官と一対一で取り調べを受けるというのは、アマチュアがプロボクサーとリングの上で、レフェリーもいない、セコンドもいない、こういうところで戦えと言われているようなものだ、弁護人が最初からいればというふうに述べておられます。
そして、証拠の全面開示です。村木さんの事件でも、初めからフロッピーディスクが出てくれば、あれほど長期間勾留されることもなかったでしょう。
つまり、こうした抜本的な改革が求められ、代用監獄や人質司法を改善していく、これがまさに、今、国民から求められている、これらの一連の冤罪事件を受けての改正方向だったと思われませんか。上川大臣、お願いします。