宮沢洋一の発言 (予算委員会第七分科会)

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○宮沢国務大臣 平成二十七年度の経済産業省関係予算案について御説明申し上げます。
 安倍内閣では、これまで三本の矢の経済政策を一体的に推進してまいりました。その結果、経済の好循環が確実に生まれつつあります。昨年の賃上げ率は、連合の集計によれば、二・〇七%と過去十五年で最高となりました。設備投資も、平成二十五年度の国民経済計算では、前年度から四・九%増加し、また、日銀短観十二月調査によれば、平成二十六年度もさらなる増加が見込まれています。
 この経済の好循環をさらに加速させていくため、平成二十七年度の経済産業省予算は、一般会計三千三百八十三億円、エネルギー対策特別会計七千九百六十五億円、合計一兆一千三百四十七億円を計上しております。このほか、貿易再保険特別会計二千百九十六億円、特許特別会計千四百四億円を計上し、また、復興庁計上の東日本大震災復興特別会計のうち九百八十二億円が経済産業省関連予算として計上されております。
 平成二十七年度当初予算案には、五つの柱があります。
 第一の柱は、福島、被災地の復興加速です。
 震災から四年がたとうとしている今なお避難を余儀なくされている方々に寄り添い、被災地の復興、再生に全力で取り組んでまいります。また、経済産業省では、グループ補助金や企業立地補助金などを効果的に活用し、被災した施設設備の復旧や、新規の企業立地と雇用創出を着実に進めてまいります。
 第二の柱は、地域経済、中小企業、小規模事業者の活性化です。
 経済産業省としては、まち・ひと・しごと創生本部のもと、関係府省と連携しつつ、積極的に施策を展開してまいります。特に、地域の中核企業による新分野進出支援、ベンチャー企業の創出、サービス産業の生産性向上などによる雇用の創出や、地方都市の活性化に向けた都市のコンパクト化や商店街支援など、それぞれの地域の特性に即した地域課題の解決、活性化に取り組んでまいります。
 中小企業、小規模事業者への支援としては、革新的なものづくり、サービス創出に向けた研究開発などの支援を充実させるほか、資金繰り対策などについても万全を期してまいります。さらに、昨年六月に成立した小規模企業振興基本法に基づき、事業計画に沿った経営の推進や需要開拓に向けた支援など、小規模事業者支援策を抜本的に強化してまいります。
 第三の柱は、イノベーションの促進です。
 我が国のイノベーションシステムの強化に向けて、産総研やNEDOによる、技術シーズと事業化との橋渡し機能の抜本的な強化や戦略的な標準化の推進、世界最速かつ最高品質の特許審査の実現などに取り組んでまいります。
 また、ロボット技術については、人工知能など次世代の技術開発や、現場で真に求められる機能に絞った安価で使いやすいロボットの研究開発を実施してまいります。
 第四の柱は、海外市場の獲得、投資の呼び込みです。
 世界に経済連携の網を張りめぐらせるとともに、新興国などの成長市場を戦略的に獲得してまいります。具体的には、ジェトロを活用した海外販路開拓、インフラシステム輸出、クールジャパンの推進などに官民一体で取り組むとともに、グローバル企業の対内直接投資を呼び込む体制を整備することで、アウトバウンドとインバウンドの好循環を、地方を含めて実現します。
 第五の柱は、エネルギー対策です。
 東日本大震災以降の化石燃料の需要増大や、エネルギーを取り巻く国際的な地政学的リスクの高まりなどを踏まえ、昨年四月に閣議決定した第四次エネルギー基本計画の実現に向けた取り組みを確実に実施してまいります。
 特に、徹底した省エネルギーの推進や、再生可能エネルギーの最大限の導入を強力に進めるとともに、燃料電池自動車の普及拡大などによる水素社会の実現、メタンハイドレートなどの国内資源開発の推進、資源外交を通じた石油、天然ガスなどの権益の獲得や供給源の多角化などに幅広く取り組みます。
 以上、平成二十七年度予算でただいま申し上げた各般の措置を講じることにより、我が国が直面する諸課題を解決し、経済の好循環を確実なものにしてまいります。
 委員各位におかれましては、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。

発言情報

speech_id: 118905271X00120150310_002

発言者: 宮沢洋一

speaker_id: 4775

日付: 2015-03-10

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第七分科会