石原一彦の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○政府参考人(石原一彦君) お答え申し上げます。
沖縄科学技術大学院大学、OISTでございますけれども、沖縄におきまして世界最高水準の教育研究を行うことによりまして、二つの目的、すなわち世界の科学技術の発展への寄与と、それから沖縄の振興及び自立的発展への寄与と、この二つの目的を持って設立され、運営しているところでございますけれども、具体的にどういった点で沖縄の振興に役立つかと期待されるかということでございますけれども、まずは、沖縄が科学技術のグローバルな情報発信、交流の拠点に成長することによりまして、沖縄のこういった分野での世界的な知名度が向上するということが一つございます。
それから、OIST等を核といたしまして、そこで生み出される成果を基にいたしまして知的・産業クラスターが将来形成されることによりまして、沖縄に新たな産業が創出されることも期待されております。それから、世界の一流の人材が集まるということでございますので、地元との人材交流などを通じまして沖縄の科学技術人材の育成や地域の活性化に貢献すると、いろんな面でOISTの沖縄振興に果たす役割というのが将来的に期待されているところでございます。
こうした中で、政府といたしましては、このような目的を長期的に達成するために、長期的な観点から十分な財政支援を行うことが必要不可欠と考えておりまして、これまでも内閣府として必要な支援を行ってきたというところでございます。
そうした中で、OISTは現在開学三年目という段階にございますけれども、どのような成果が出ているかということで、冒頭申し上げましたように、いろんな分野で徐々に成果が現れているわけでございますけれども、そのうち幾つか御紹介いたしますと、まず、学術研究ということでありますと、論文、これは非常に質の高い論文が生まれることが期待されておりますけれども、現にOISTでこれまで生み出されました論文の平均引用数、これは引用数が高ければ高いだけ非常にクオリティーが高いということでございますけれども、これは非常に国際的に著名な大学と比べましても遜色のないレベルに達しておりまして、ちなみに東大の被引用数よりも高水準に行っております。
それから、いわゆるベンチャー関係でございますけれども、これにつきましても、まず、昨年の六月にOIST発のベンチャー第一号というものがついに生まれまして、これは、たんぱく質の構造を三次元で可視化する技術を開発して、これを創薬等の分野に生かそうということでベンチャー企業が立ち上がったというところでございまして、徐々に成果が現れつつあるのかなと我々は思っております。さらに、この分野につきましては、従来の研究予算に特に上積みする形で、特定の分野につきまして、いわゆる出口志向の研究を後押しを特にしているというところでございます。
このような現状にございまして、今後、内閣府といたしましても、OISTに期待されております所期の目的を達成するために、引き続き適切に支援してまいりたいと考えておるところでございます。