樋口耕太郎の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○参考人(樋口耕太郎君) 個人的な感覚的な話になると思うんですが、私、アメリカに暮らしていたことがありまして、カジノをいろいろ見て回ったことがあります、不動産金融をやっていましたので。まず思ったのは、数量的な経済の規模に比べて視覚的な経済の範囲が非常に狭いということですね。ラスベガスも本当に大きな経済規模を持っていますけど、上から見たら、このストリップだけでこれだけ稼いでいるのかと。一歩外れたら、やっぱり社会的な乱れというのかな、やっぱり非常に印象が悪くて、僕は個人的には非常に納得感がない。
カジノがどうこうという議論もあるんですけれども、そもそも我々、少子高齢化社会に突入して人口動態が大きく傾斜する中で、七十歳、七十五歳まで小遣い稼ぎじゃなくて普通に働かなきゃいけない。そういうふうな職場としてふさわしいかという観点がとっても必要だと思うんですね。
その意味では、何をつくるかというよりも、どのように経営するのか、何を運営するのかというふうな観点がとっても重要で、特に地方の議論からすれば、増田寛也さんのレポートじゃないですけれども、これから四十年間で、二十年間だったかな、出産女性が半分以下になる都市が日本で八百以上と。それは、どれだけ給料を上げても、どれだけ福利厚生しても、それだけ人が来ない時代が来るかもしれない。本当に人が働くということの良さを追求した企業でなければ、どれだけ給料を渡しても、売上げがあっても、利幅があっても、黒字で倒産するということが起こるんじゃないだろうかと。労働の概念そのものを変えるような議論につなげればいいんじゃないかなと私は思っています。