前川清成の発言 (議院運営委員会)
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○前川清成君 情報監視審査会という新たな組織が立ち上がり、そこに五人の職員が増員されることになりました。この五人の増員を理由に、参議院職員定数もまた五人増員して、千二百七名から千二百十二人に増員したいとの定員規程が今採決されようとしています。
しかしながら、今の質疑をお聞きいただいた委員の皆さん方よくお分かりのとおり、職員の実数、現に参議院で働く職員は情報監視審査会に増員された五人も含めて千百六十二人です。現在の千二百七名の定員から比べても四十五人欠員があります。つまり、情報監視審査会への増員後、なおまだ四十五人分の枠が余っています。それにもかかわらず、なぜ定員、すなわち枠を五人分増やす必要があるのか、今何度も何度もお尋ねをさせていただきましたが、明確な答えはありませんでした。
結局のところ、事務局としてはバッファーを持っておきたいと、バッファーが四十五人分だと心配だ、五十人分枠を持っておきたい、これしか理由はありません。定員を今増やさなければならない合理的な理由は皆無であります。
その上で、与党の皆さんにお尋ねをしたいと思います。枠はまだ四十五人分残っています。それにもかかわらず、皆さんはこの定員規程改正案に賛成なさるのでしょうか。皆さんは選挙のとき有権者と何とお約束をされたでしょうか。税金の無駄遣いは許さない、そうお約束しませんでしたか。この後、賛成の挙手をされることは、税金の無駄遣いにイエスの挙手です。
今、私たちの国は一千兆円の借金を抱えています。そして、その大半は自民党・公明党政権がつくったものです。与党の皆さんは、この借金、どうお考えになっているのでしょうか、どうするおつもりなんでしょうか。
加えて、今年も基礎的財政収支の赤字が約二十兆円、さらに、超低金利の今でさえ、利払い費だけで年間十兆円です。今の借金を増やさないだけでも、消費税にして約一五%分が必要になります。もしもこの一千兆円の借金を、これから先百年間もこの低金利が続くと仮定して、かつ百年掛けて返済するとしても、消費税は今の八%に加えて二〇%、合計二八%が必要になります。
これほど国民に過大な御負担をお願いしなければならないにもかかわらず、私たちの国が倒産するかもしれないほどに借金を抱えているにもかかわらず、財政再建、歳出削減ではなく、参議院職員の組織の肥大、職員の身内の論理に皆さんは手を貸すおつもりなんでしょうか。皆さんの御判断は歴史の審判に堪えられるでしょうか。
私たち民主党は、私たちに一票を投じていただいた有権者の負託に応じるために、まだ生まれてこない将来世代にせめてもの責任を果たすために、この定員規程改正案に反対をいたします。