磯谷桂介の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。
我が国が掲げます知的財産立国あるいは文化芸術立国の実現には、先生御指摘のように、著作物の創造、流通、利用のサイクルを回していくことが必要であるというふうに考えております。そのためには、権利者の適切な保護を図りつつ、著作物の円滑な利用を促進することは極めて重要と認識をしておるところでございます。
既に先生御指摘いただきましたように、政府としても随時の法改正によりまして著作物の利用の円滑化に取り組んでおりまして、平成二十四年の著作権法改正におきましては、著作権者の許諾なく著作物を利用できる場合を定めた権利制限規定について、相当程度柔軟性のある規定を新たに複数設ける改正を行ったところでございます。
御指摘に関連しまして、知的財産推進計画二〇一五におきましても、新しい産業の創出環境の形成に向けて、柔軟性の高い権利制限規定や円滑なライセンス体制など、新しい時代に対応した制度等の在り方について検討することが求められているところでございます。これを踏まえまして、文化庁といたしましても、いただいた御意見も踏まえながら、権利保護と利用促進のバランスに留意しつつ、著作物を利用したデジタル社会における新規ビジネスの創出等のニーズを踏まえた権利制限規定等の制度の在り方について、文化審議会著作権分科会などの場において積極的に検討してまいりたいというふうに考えております。