宇山洋美の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(宇山洋美君) 私の同僚の派遣労働者は女性でして、やはり育児休業を取ろうとしていますが、実際に育児休業を取るということができなくて、派遣元との契約も一回やめると、派遣先はもちろん登録型ですから仕事がない、収入がない。派遣元とも一旦契約を取りやめるということで、また次に何とか復帰しようというふうに頑張っているというケースがあります。
そして、問題が、派遣先にまた同じところを求められて復帰したときに時給を下げられたというケースがございました。これは明らかに不利益変更なんですけれども、それが横行しているというのが派遣の労働者の、特に女性の育休の問題の一つかと思います。
それから、当然のごとく、女性の正社員と同じように産休、育休が取れるわけではありません。むしろ、それが取れると、珍しいと派遣元会社の営業が言うくらいです。それぐらいに労基法の範囲の中でも、労働者の権利として正社員と同じように派遣が権利を行使できるという状況にはないということがあると思います。
派遣は女性にとって働きやすいというふうなことが業界で言われていますが、むしろ逆で、統計調査でも明らかなように、むしろ非正規、派遣の方が産休、育休が取りにくいという問題があるというのは事実かと思います。それは、一つには、やはり先ほど申し上げたような身分格差、身分差別というものが根底にあるかと思います。
安上がりに派遣を使いたいということが根底にあるので権利行使がしにくいと思うので、そういう身分格差をなくす、それが派遣先、派遣元にも求められている。特に派遣先の方が派遣元に対して強い意見を持ちますので、派遣先の考え方、意識、そういったものも問われるかと思います。