西尾勝の発言 (国の統治機構に関する調査会)
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○参考人(西尾勝君) 私は財政学者ではありませんので、お金の関係のことの細かいことは、税、何と何をどういうふうに組み合わせることが最善かというようなことは、なかなか答える能力を持っていません。ただ、三位一体の改革に限らず、これからも、国から地方への税源移譲という話になれば、どうしても多くの自治体に余り地域差なしに、比較的にですよ、地域差のない税金なんかないんですが、少ない、各地域にほぼ同じように下りてくるものというと、所得に掛けるものと消費に掛けるもの、所得税関係と消費税がその典型なんですね。そうじゃない税金になるともっと地域差が大きくなるわけです。ですから、税源移譲と考えると、そこにまず手を付ける、消費税関係で手を付ける、所得税関係で手を付けるということにならざるを得ないんだろうというふうに思っています。
ただ、それをやっていくと、東京都とか愛知県名古屋市とか、そういう大都市部のところに必要以上にお金が入るということになりかねないという面が必ず出てくるわけです。そこで、法人事業税のような構想でまた国税に吸い上げるということが起こっていますが、それは避けられないのではないか、両方やっていかざるを得ないのではないかというふうに思います。
そういう意味でいうと、地方交付税の原資に何を充てるかというのはかなり大事な問題で、そこの税目も少し今度いじりますね、今度変わるようですけれども、あれがこれから恒久的にいいかどうかというのは問題ですが、あの原資、地方交付税の配分の原資にする国税の種類をどういう比率で集めるかも物すごく重要な話なんではないかと、こう思っています。