井戸敏三の発言 (国の統治機構に関する調査会)
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○参考人(井戸敏三君) 今、我々兵庫県で大変強調していますのは、ふるさと意識を持とうということなんです。それは、今、田中議員が御指摘されたような、基本的なバックボーンを育て上げていかなければならない。兵庫で生まれ育ったということを誇りに持つ、そのことが大事なのではないかと。ただ、これ幾ら観念で言っても会得できませんから、我々としては、学校では体験教育を重視させていただいています。
小学校三年生で環境学習、五年生で自然学校、中学一年生でわくわくオーケストラ、二年生でトライやる・ウイークということで社会体験、それから高校一年生でボランティア、高校二年生で就業体験、こういう体系的な年代別のふさわしい体験学習コースを用意しているという、これはふるさと意識を持ってもらおうという意味の一つの手段です。
それから、ただそれは生まれ育った人たちだけですけれども、今現在我々兵庫に住んでいる人たち、その人たちを巻き込まなきゃいけない、それでないと兵庫の将来がどうなってもいいという話になってしまいますので、自分の住んでいるところをより豊かな、自分たちの望めるような環境にしていくにはどうしたらいいのか。そうすると、自分の住んでいるところを第二のふるさととして意識してもらおうという意味でのふるさと意識の喚起運動を県民運動として展開をさせていただいております。
おっしゃいますように、そういう地域に対する帰属意識をなくしてしまうようなことになってしまうと、それは国も成立しなくなる、世界にも通用しなくなる。やはり帰属意識をきちっと持った、ふるさと意識を持った人間を育てていきたいというのが我々の基本原則でございます。