佐々木信夫の発言 (国の統治機構に関する調査会)

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○参考人(佐々木信夫君) 高山などはそれは非常に物理的に相当無理をした合併だと思うんですが、大きくなったから、いわゆる圏域内格差のお話ですよね、周辺に置かれているところが何となく町村という機能を失ったので寂れていくと。ですから、どうしてもそれは圏域内の地域間格差が広がったのではないかと、大きくしたところはですね。それはやり方の問題だと言いながら、やっぱりそういうところはどうしてもありますよね。
 ただ、お金が潤沢にあって例えば三千二百三十二市町村に満遍なく財政保障ができた時代は、それは千人の村でも役場を残してフルセットで行政をやっていただいていいと思うんですが、これからより財政上やっぱり豊かな状況を考えることは難しいとすれば、いかに簡素化するかということも考えなければいけないので、今、合併の話を限定をしますと、小さい単位で税源をある程度稼げて、いろんないい資源があって頑張っているところは、合併をしなくても輝いているところはあります。
 ただ、そうでないところもありますですね。いろんな、火力何とかとかそういう補給金に頼っているところは、もうそれがなくなりますと本当になくなるわけですが、国家全体で考えますとやっぱり国土構造における格差の方がはるかに大きいんで、つまり三大高速網を整備はして職住近接型の分散型の社会をつくろうと一生懸命やってきたわけですが、意思決定の仕組みを集権のまま残していますので、結局ストロー効果が働いて便利なところにみんな集まってくるという、この仕組みをやっぱり変えないとならない。
 道州制の議論は、やっぱり国土構造を変える話だと私は思うんですね。つまり、意思決定の仕組みを十なら十の地方政府にそれぞれ分けることによって地域のインフラを生かしていただくと。それが全部、東京ターミナルのような形で集まる形をなるべく薄めて、九州は九州で。
 九州はいい案を持っていますよ。九州はスコットランドになれと言ったんですが、石破さんのところへ行って、そう言えと言ったんですけれども、それは極端な話ですが、それぐらい自立できる権限をもらえば、我々は日本海と東シナ海のあちら側に大きいマーケットがあるので伸びれますと、こういう案を議会も経済界も一緒になって作っているんですね。
 そういうものをむしろ生かす統治の仕組みをつくった方が間違いなく元気になるし、格差は縮まると思うんですよ。このまま四十七府県体制で、今の体制ですとますます、どういう方向になっても、私は凸凹はより大きくなると思います。

発言情報

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発言者: 佐々木信夫

speaker_id: 15005

日付: 2015-04-22

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会