井戸敏三の発言 (国の統治機構に関する調査会)

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○参考人(井戸敏三君) 大きな流れは長浜議員御指摘のとおりだと思います。大変危機感を持って自民党の中間報告に対して意見を申し述べて、佐田委員会にも出席をして意見を申し述べて反対論を相当ぶたせていただいた思い出もございます。
 我々何を危機感を持ったかといいますと、国の形を基本的に変えないで地方の形だけ、つまり都道府県だけ先決して潰す、それ以外は道州制審議会に丸投げする、こういう基本的な法案だったんですね。したがいまして、これは問題ですよということを非常に強く申し上げました。国に権限を残しておいて道州だけつくるとすれば、非常に大きな総合出先機関が道州として発足するだけではないか、これがどうして地方自治の進展につながるのか。四十七都道府県をコントロールするより十の道州の方がよっぽど楽だ、そういう中央集権体制を更に強化する、そういう道州制になりかねないのではありませんかということを強く指摘をさせていただいたものでございます。
 私は、今後もし道州制の議論を更に進められるとするならば、そのような意味で、国は一体その道州制を前提にしてどういう形を用意をしようとされているのか、これは国会の権能も含めてですね、司法はこれは難しいと思いますが、これ立法権なんかの分配も含めて、どういう形を国として予定されようとしているのかというのを十分に併せて議論されないといけないのではないか。それでないとバランスが欠くということになって、結果として地方いじりだけの道州制を目指そうとされているとすれば、それは中央集権を徹底するための道州制、しかも都道府県を潰して行政効率を上げるだけの道州制ということになってしまうのではないでしょうかということを私は懸念をしております。
 ですから、これから議論されるとすれば、片方の国の在り方の議論をきちっと並行してやっていただく必要があると。そういう意味で、併せて議論した上で、国民に議論を理解していただいて選択してもらうという、この姿勢が重要なのではないかと思っております。

発言情報

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発言者: 井戸敏三

speaker_id: 31524

日付: 2015-04-22

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会