森田朗の発言 (国の統治機構に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(森田朗君) ただいまの御質問に直接お答えすることになるかどうか分かりませんけれども、先ほどから議論が出ておりますように、自助、共助、公助という形で、今のは共助の重要性、充実させるということのお話だったかなと思っております。
 これは、確かに行政のサービスに限界が出てきて、しかも民間ではなかなかサービスがない場合に、自分たちの地域のコミュニティーの力を使ってやっていくと。それは、特に自助という形での家庭がなかなか力を持たなくなってきたとき、非常に重要なことだったと思っております。これ自体は、我が国だけではなくて、最近、片仮名にしますとソーシャルキャピタルというような言い方をしていますけれども、これをどのような形で地域社会を維持していくために活用していくかというのは、一つの学界の方でも議論になっているところだと思います。
 私自身は、そうした形での地域の力であるとか共助の仕組みというものをますます活性化していくということは非常に重要ではないかと思っております。ただし、長期的に見た場合に、やはり日本の人口の動態を見た場合に、その仕組みがずっと未来永劫持続するかどうかといいますと、それはかなり難しいと思います。今、消防団のお話ございましたけれども、消防団に参加される方自体がかなり高齢化をされているわけでございまして、そうした意味でいいますと、次の世代、若い世代が地域にもそうですし、そうした担い手として増えてこなければ、これはなかなか、もうその問題は、その方法というのは解決策にならないと。
 若い世代の人たち自体が、先ほどから申し上げていますように、だんだんといいますか、かなり急速に減ってきております。これは、例えばニセコですと人口が増えているようですが、いわゆる社会的な流入による増加だと思いますけれども、我が国自体の若い人の世代が限られていますから、どこかの人口が増えるということは、それだけほかが減るということにほかならないわけで、減った部分についての地域社会をどうやって維持していくかというのが、これからのまさに統治構造、自治体の在り方を考える上で重要な論点ではないかと思います。

発言情報

speech_id: 118914290X00420150513_147

発言者: 森田朗

speaker_id: 4956

日付: 2015-05-13

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会