瀧口敬二の発言 (国土交通委員会)

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○政府参考人(瀧口敬二君) 今回の機構による出資は、中長期的には収益性の確保が見込まれる事業ということでございますので、例えば赤字の鉄道事業については、上下分離することにより上を運営する事業者について収益性を確保する、こういったような取組が行われるということが考えられます。
 例えば、このような鉄道事業については、言うまでもなく、現場における運転や保線などにつきましては高度の専門性が求められるわけでございます。また同時に、現場に熟知した経験のある者でなければ実際に鉄道の運行を継続するということは難しいといったのが実態だろうと思っております。したがって、このような鉄道事業の特性に鑑みまして、上下分離した場合であっても、従前の会社で現場業務に従事していた社員が新たな会社の下でも鉄道事業に従事をするといったことが多くの例だろうというふうに考えております。
 なお、今委員、安全性の問題ということについて御指摘がございましたが、鉄道・運輸機構においても第三者委員会というものを設置いたしまして、出資先の業務が健全に運営されているかどうかということをチェックすることになっております。出資先をモニタリングいたしまして、出資後もこういったような安全性にも配慮した健全な経営の下で収益性の確保がなされているかどうかといったことについても確認をすることといたしております。
 なお、この鉄道事業、上下分離を実施したという最近の事例といたしまして、北近畿タンゴ鉄道、あるいは近鉄内部・八王子線の例などがございます。これらの事例でも、従来の事業者の専門的な知識、技能を生かした職員が新たな事業者による運行に従事いたしておりまして、鉄道の安全な運行に必要な体制、ノウハウも着実に引き継がれているといった状況にございます。
 こうした鉄道事業の上下分離の例も参考に、関係者の合意の下で健全な鉄道事業が継続されるよう関係者に促してまいりたいというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 瀧口敬二

speaker_id: 27440

日付: 2015-05-19

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会