瀧口敬二の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(瀧口敬二君) 委員御指摘のように、北極海航路、これは欧州と東アジアを結ぶ航路ということで考えてみますと、スエズ運河経由という現在多く使われておりますルートと比較いたしまして長さが約六割に短縮できるということで、欧州、東アジアを結ぶ新たな選択肢となるということで期待をされているものでございます。
平成二十三年度ぐらいから非常に多く使われているというような情報に接しまして、国土交通省といたしましても、二十四年度から北極海航路に関しまして情報収集をさせていただいております。また、私ども以外にも、関係省庁あるいは民間関係機関などもこの北極海航路に関しまして情報収集をいたしておりまして、こういった多くの関係者が実はいるものでございますので、昨年の五月から、私どもが事務局になりまして、関係行政機関、民間の関係事業者等々にお集まりいただきまして、それぞれが集めました情報を相互に共有をするといったような官民連携協議会といったものも設置をさせていただいているところでございます。
この北極海航路の問題というのは、まず避難港や救難体制といった沿岸のロシアサイドの安全に航行できるための状況が一体どうなっているのかということが第一点、それからまた、どうしてもやはり氷に閉ざされるという可能性もあるわけでございますので、砕氷船の航行支援料といったようなコスト面が一体どうなっているかという問題、それからもう一点、委員御指摘のように、特にコンテナ船につきましては定時性というのが非常に重要でございますので、どの程度の定時性が確保されるのかといったような問題、こういったような問題というのが多々あるわけでございます。
こういった問題につきましては、私どもも実はロシアに対しまして問題提起をいたしまして情報提供をお願いをしているというところでございますが、具体的には、日本とロシアの間の運輸分野における諸課題、政策について意見交換を行う場といたしまして日露運輸作業部会というものがございます。その下に実務者会議も実は定期的に開催されているものでございますので、こういったような場を活用いたしまして、ロシア側に私どもとしての関心事項について問題提起をし情報収集をしていると、こういったような状況にございます。
引き続き情報収集と情報共有ということに努めまして、北極海航路の利活用に向けた取組というものを進めてまいりたいと考えております。