橋本公博の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(橋本公博君) お答え申し上げます。
まず、省エネ基準につきましては、かつてはいわゆる仕様規定的に、断熱材の厚さは、例えばグラスウールなら東京だったら壁は百ミリ、天井は百五十ミリとかいう決め方をしておりました。それを、平成二十五年に一次エネルギー消費量換算に変えたということでございます。これは、例えばその住宅で標準的な方が標準的な住まい方をしたら、その住宅で消費するエネルギーは原油換算で何キロリットルというやり方に、計算方式に変えました。
これで何が良くなったかというと、例えば断熱材の厚さで省エネ基準を決めているときは、屋根に太陽光パネルを載せて発電をしても、その断熱材の厚さ百ミリ引く太陽光パネル五キロワットという引き算はできないわけですけれども、一次エネルギー消費量に換算をすれば、例えば標準的な生活で何キロリットル原油を使うけれども、太陽光パネルで何キロリットル分生み出すから差引きすると何キロリットルという、そういう再生可能エネルギーの使用についても評価に入れられるようになったということ。
それから、やはり仕様規定になりますと、どうしてもそのときに普及している工法、例えば日本でいうと内断熱の工法で断熱材の厚さを書くようになりますけれども、例えば海外で広まっております外断熱をうまく使うとか、あるいは議員が御指摘になりました日本の伝統的構法の家でも、例えばNASAが開発した非常に薄いフィルムのような断熱材を入れれば相当断熱性能は上がるという、こういうものも評価ができるとか、いろんな創意工夫を取り入れられるように一次エネルギー消費量換算の基準に変えたところであります。
ただし、先ほどから議論がありますけれども、いわゆるヒートショック等の点は、これは家の断熱性能そのものに響きますので、今の省エネ基準は両方とも見ることになっております。一次エネルギー消費量が一定以下で、かつ断熱性能、熱貫流率はどれ以下ということで両方を見ることにしておりまして、そこは、特に住宅、戸建て住宅系は両方見る基準で今後ともいかざるを得ないというふうに考えております。