岩田一政の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)

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○参考人(岩田一政君) そうですね、出口につきましては、私ども、センターでもいろいろ議論をして、昨年、QQEについての本も出させていただいて、そこで、アメリカと同じようなプロセスをたどっていった場合にはどういう、バランスシートに何が起こるかというシミュレーションをやってみたということであります。ただ、そのシミュレーションは、一五年度を中心とする期間に二%をめでたく達成して、その後テーパリングをやり、そして金利引上げをやっていくという、そのプロセスを踏んでいく、そういうことをやりますと赤字になりますということであります。
 先ほど菅野さんの方からそういうことにならないようにということが大事だというお話があったかと思うんですが、私は今の、これだけ買い入れてしまって、これアメリカも全く同じですけれども、あれだけ買い入れてしまうと赤字をこれから計上せざるを得ないんじゃないか。これは望ましいとか望ましくないということではなしに、客観的にそうしたプロセスを想定すれば赤字になっていくことは多分避け難い。そのときにクレディビリティーの喪失につながらないような措置をとっておくということが重要なんじゃないかというふうに思います。
 バンク・オブ・イングランドでも同じ議論がありまして、今たくさん国債を買ってしまいました。ある方が、前の金融庁長官ですが、中央銀行が持っている国債は全部恒久債、コンソルに置き換えればいいと。ただし、そのコンソルは金利がゼロのまんまだと。言葉を換えて言うと、もう売らないというか、もう中央銀行は永遠に持ち続けるという、そういう提案も例えば行われています。
 ですから、その出口のときにどのようにしてロスを出さないでうまくやれるかというようなことは、まだほかの方法が何かあるかもしれません。ただ、アメリカの連邦準備が行っているようなプロセスを日本銀行が同じように踏むとすれば、やはり同じように赤字が発生するということに考えております。

発言情報

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発言者: 岩田一政

speaker_id: 27201

日付: 2015-02-25

院: 参議院

会議名: 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会