井堀利宏の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)

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○参考人(井堀利宏君) 私のその話は、世代間の不公平をなくすと。要するに、それぞれの世代別の年金の負担と、その人が平均的に生きたときの年金からもらう給付との関係で収益率を世代別に計算すると、高齢者の人ほど今収益率高いんですけれども、それを大体各世代でほぼ均等化するようにするにはどのくらい今の高齢者の人の給付を下げて、下げた分だけその分若い人の保険料が下がりますから若い人にとってはプラスなんですけど、そういう単純計算をすると三割カット。だから、今から、あしたから高齢者の人の給付が一律三割カットすると、仮定の話ですよ、三割カットするとほぼ世代間の不均衡というのが大分解消されるという、そういう試算を前に計算したことがあります。
 ただ、その試算というのはかなり昔なので、それから高齢化更に進んでいますから、今はもっとそれよりも数字はちょっと悪いかもしれませんが、いずれにしても、ある程度、むしろ三割というのはかなり、一律三割ですから、高額の年金をもらう人だけじゃなくて全ての人の年金をあしたから一律に三割下げると、何とか世代間でほぼ収支はとんとんになる。
 逆に言うと、それをしないと収支の差は残ります。ただ、残るにしても、何にもやらないよりはいいので、要するに、今、年金もらっている人の年金の給付が下がるということは、その分保険料を下げるか、あるいは国庫からの補助金が下がるか、あるいは、年金の積立金がその分減らないわけですから、いずれにしても将来世代の人にとっては相対的には楽なので、そういう方向は、どういう形の改革であれ、あるいは年金の課税をもう少し強化するとか、いろんな形の改革であれ、そういう方向を出すというのは世代間の不公平の解消の観点から望ましいと思います。
 ただ問題は、それが、もちろん今、年金をもらう人は当然年金をもらうということを約束されたものが来るわけですから、約束違反という、そういう政治的なあれがあるので、そこをどう納得してもらうかというのは非常に難しい問題ですけれども。権利ですからね、年金というのは、さっき言ったように、生活保護と違って。そこを切るのは非常に難しいんですけれども、世代間の公平の観点から、なるべくいろんな仕掛けで高齢者の方の年金の給付をより効率化する方向は模索していくべきだと思います。

発言情報

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発言者: 井堀利宏

speaker_id: 34508

日付: 2015-04-15

院: 参議院

会議名: 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会