上月良祐の発言 (内閣委員会)

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○上月良祐君 ありがとうございます。
 それでは、引き続き特区につきまして御質疑をさせていただきたいと思います。これはまさに御担当であります石破大臣にお聞きをいたしたいと思います。
 実は、特区は、御案内のとおり、構造改革特区があって、国際戦略総合特区があって、国家戦略特区があって、そして今回、地方創生特区が国家戦略特区の一類型として出てきたりして、それでそれに微妙に、それぞれにちょっと微妙な枝葉があったりするので、もういろいろあって、たまたま私、最初からいろんな形で関わってきたので、一応分かっているつもりな私でもだんだん分からなくなりつつあるぐらいいろいろ出てきています。
 私はそれが悪いと言うつもりはないんです。しかし、特区自体は、これは成長戦略じゃなくて成長戦略を実現するための手段なんだと思うんですね。だから、その手段を大切にしていただきたいと思うんですよ。新しい特区ができる、要するに前の特区が何かあって一生懸命やっていると。これは、先ほど来お話がありますように、仮に特区で一生懸命やったとて、結果が出るまでにはそれなりの時間が掛かるんだと思います。相当汗と涙の結晶じゃないと出てこないんだと思います。
 ところが、何となく答えが出ないうちに次の特区が出てくると、日本人って新しいもの好きだからそっちばっかりまた見ちゃうと。今度、地方創生特区ができたら、またそっちを見るといううちに、新しいのが出てくるのが悪いんじゃなくて、要するに新しいのが出てきて前のに力が入らなくなるというのが僕はまずいんだというふうに思っております。
 大体、特区にしても、昔からある地域振興立法にしても、例えばリゾート法であるとか、例えば何とか法であるとかというのは、頭脳立地法であるとかなんとかというのは、新しい法律ができて、指定のときはもう本当にお祭り騒ぎなんですよね。ところが、お祭り騒ぎが終わったら、すぐ祭りの後になるんですよ。で、結果が出ないと。この繰り返しをやって、それでまた次新しい祭りをつくってというのをやっていたら、僕は本当に結果が出ないんだというふうに思います。だから、それは絶対に駄目なんだと思うんですよ。
 特に、いわゆる地方創生をやるにも、結果を出すためには、前から一生懸命やって結果を出しつつある特区は絶対に大切にしていただきたいと思っておりまして、そういう意味で、ただ大切にしてくれというだけではなくて、もう一つ大切なのは指定してからの進級試験だとも思うんですよ。指定しちゃったら後はもうチェックもしないで、答えが出なくても、要するにそれこそPDCAサイクルが全く回らないということではやっぱり駄目なので、ちゃんとやっていなかったら落第させるよというぐらいのことをやらないと、要するに残った人も真面目にやらないんだと思うんですよ。
 ところが、落第させる、指定から外す、指定した地域のプロジェクトを幾つかやめさせるというのは、やめさせる方も物すごく大変な労力が要るんだと思うんですよ。なので、適当に流している方が楽なのかもしれない。それは指定したときの役人の人は一年か二年で替わっちゃうから、それを継続的にフォローするというのが本当にできないんですよ、これ。なので、僕は、それが致命的な欠陥だと思っておりまして、指定したものをちゃんとフォローしてお尻をたたき続ける。何というんでしょうか、たまには水とか、支援もしながら、たまにはというか支援もしながらお尻たたくところはたたく。
 しかし、いずれにしても、一生懸命やっている特区は特に、たまたま地元つくばには国際戦略総合特区という民主党時代につくってもらった特区があるんですけれども、これはこれで本当に一生懸命やっているので、国家戦略特区は頑張ってやってもらわないといけません。それはいわゆる岩盤規制というものに穴を空けるということでやっているので、それはそうなんですけれども、だからといって前の方の特区はもういいやということにならないようにしていただきたいと思っておるんですけれども、その点につきまして、新しく大臣になられた石破大臣とちょっと議論ができていなかったものですから、その点についてのお考えを教えていただきたいと存じます。

発言情報

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発言者: 上月良祐

speaker_id: 7778

日付: 2015-03-26

院: 参議院

会議名: 内閣委員会