二之湯武史の発言 (文教科学委員会)

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○二之湯武史君 分かりました。是非、そういった改善を、今回の法改正によって具体的に進んでいくことを期待したいというふうに思っております。
 教職員の面、これからまた質疑があると思いますが、生徒の面という意味では、今おっしゃったように、やはり今まで小学校、中学校であれば、六年間小学校に通って、そこで卒業式という区切りがある。半年ぐらい前からもうその卒業式のための準備をして、何か歌を歌ったり、お別れの挨拶みたいなことをやったり、そんな中で何か徐々に気持ちが盛り上がっていって、ああ、俺はもう六年生なんだな、卒業なんだなと。何かそんな風情がなくなるというのは一方でちょっと寂しいような気もしますし、逆に、春休みを終えて中学校の入学式、これはどちらかというと不安な気持ちの方が大きくて、最近なんかでいうと、小学校で、もう中学受験で公立中学に行かない子供もいるわけですから、あいつとはもう一緒の学校に通えないんだなとか、様々な情緒的な儀式、こういったものを通過することによって十二歳の少年なり少女が一皮、二皮むけていくと。
 こういうような儀式がなくなるのは、やや私は寂しいかなという気は個人的にはいたしますが、今おっしゃったような様々なプラス面もあるということでしょうから、その多様化の中でそれぞれの価値があるということは私も理解できますけれども、そういった情緒的なことは私を始め一部の保護者の方も思われるんじゃないかなというふうには思います。
 そういった意味で、各地域でそういった取組が行われる、地域の特色を踏まえて教育が行われる、そういう中で、いわゆる小中学校を設置者、つまり自治体の方が主導するというよりは、やはり常に地域なり保護者なりという方々に、やはりしっかり連携をしながら、意思を共有しながら進めていくことが大事ではないかなと。
 私も塾を運営していますと、様々なニーズ、要望を保護者の方からお聞きするわけですけれども、やはりそういったものにオープンであれば保護者の方というのは疑念を持たないわけですけれども、どこかで一方的に決まってしまうことに対して、クローズなことに対してどうしても不満を持ってしまう、そういう人間としての習性があると思いますので、是非そこはオープンな形で進めていただきたいと思いますとともに、やはり学校の統廃合等々が行われる場合は、現役の保護者もそうなんですが、その地域のどちらかといえば年配の方々、その地域で長年住んでおられる年配の方々なんかの方がかえって学校の統廃合なんかには物を申す方が多くて、保護者の方はむしろ関心が薄いというような場合もございますので、是非その辺は慎重に、かつ大きな連携の下で進めていただきたいなというふうに思います。
 最後の質問になりますが、もう一度最後に総括をする、小中教育というより、小学校、中学校というのは義務教育でございます。これは、日本のどこに住まおうが、一定の水準をどの地域にいようが確保しなければいけない、これが私は義務教育の一番の本質だと思っております。そういった意味では、今回の小中一貫校というのは、学習指導要領においてしっかり平等性を担保しつつ、運営面において地域の特色も踏まえながら多様な義務教育を提供していくと、一言で言えばそういう私は理解をしておるんですが、その点について、文科省としての考え方、若しくは私の今の認識が足りない部分、違っている部分等々あれば御指摘をいただきたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: 二之湯武史

speaker_id: 8992

日付: 2015-06-09

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会