藤田英典の発言 (文教科学委員会)
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○参考人(藤田英典君) 基本的には、確かに、身体的、それから特に認知的な部分よりも、感情面も含むそういう部分で発達段階が早まっていることは事実だと思うんですね。感情面よりも関心と言った方がいいかもしれません。
ですから、そういう面を中心に、先ほど言いましたように、アメリカだけではなくてイギリスなんかもミドルスクールが増えてきているんですね、やっぱり五三という区切りで。だけど、日本の場合にこれを、じゃ、五三にした方が本当はいいのかというと、私は、必ずしもそうではなくて、先ほどのいじめや不登校の数値でもそうですけれども、やはり五年生、六年生になると、自分がそれぞれ上級生、最上級生になったという自覚とか、あるいはいろいろなところでリーダーシップを発揮する機会があるとか積極的に責任を持っていろいろなことをやるという、そういう経験が積めるので、非常に好ましい効果を上げていると思うんですね。
ですから、問題は、やはり中学校の教育を、その点のギャップと言われるような懸念される事項をどういうふうにしたら緩和できるのかという、そこのところを対応するのが重要なんだと思うんですが、この難しさは、やはり三年間で高校入試という受験があるということが非常に難しいことだと思います。だけど、これは、カリキュラムやそれから教科ごとに高校入試の在り方と内容を考えることで可能性はいろいろあると思います。
例えば社会科について、今、選挙権年齢十八歳に引き下げられますけど、そうしますと、中学の社会科は非常に難しい課題を担わされることになりますから、そういう点で、これを知識中心主義のままでいくのがいいのか、それとも有権者教育のような部分をもっと拡張していくのか、そこの部分を拡張するとなると今度は教員の政治性が問われたりいろんな危険性が入りますから、その点で非常に、教員免許の制度もそうですけれども、難しい課題が、今、これに小中一貫の問題もみんな絡んできますけど、含まれていると思います。