無藤隆の発言 (文教科学委員会)

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○参考人(無藤隆君) 今の点は確かにおっしゃるとおりで、人間関係の固定化というものは義務教育学校において十分ありそうなことだと思います。
   〔委員長退席、理事石井浩郎君着席〕
 ただし、根本的な理由は少子化にあるわけで、つまり、学校選択制のようなことで選べば人間関係が流動するかもしれませんが、私が申し上げているように、基本的にはその学区の就学指定の下でということであれば、今、日本全国の大部分のところでやっているのは、中学校学区を基本として、一つの中学校に対して、その下に一つの小学校あるいは二つの小学校があり、場合によっては更にその下に幼稚園、保育園の、最初の十五年教育を中学校学区を単位とするという発想だと思います。そうすると、その中学校学区に生まれてくる子供の数が極端に減ってくれば、猛烈に極端な場合には、生まれたときからずっと同じ例えば十名が中三までいると、そのぐらい固定化するわけです。
 ただし、それはどういう制度にしたって変えられないということなので、むしろ今後考えるべきことは、少子化という現実の中で、他の中学との交流、小中との交流活動をどういうふうに進めるか。これは選択制という意味ではないです。そうではなく、交流とか、あるいは地域の様々な方との交流、高齢者を含めた交流というのをどうするかということとともに、一人一人の子供の特徴を十分ケアしながら、子供の数が少ないからこそ、子供の様子、子供同士の関係、あるいは先輩、後輩の関係のつくり方が可能になるはずですので、そういうきめ細かい配慮の中でより柔軟で多様な人間関係をつくっていただきたいと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 無藤隆

speaker_id: 25118

日付: 2015-06-11

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会