佐貫浩の発言 (文教科学委員会)

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○参考人(佐貫浩君) 無藤参考人のおっしゃったように、あらゆる学年でリーダーシップを形成することが必要だと、これは当然のことです。ただし、注意すべきは、実は学校制度は、その制度そのものによってある課題を提起する、そういうシステムとして存在しているということは重要なことです。
 小中一貫校の多くの場合、四三二という形が考えられています。しかし、四年生までのリーダーシップというものは、果たして学校そのものを動かしていくような形に展開し得るかというと、これはもう学校の先生の感覚からして、それは難しいというふうになるんじゃないかと思うんです。
 そういう意味では、五、六年生が初めて学校を動かすというふうなリーダーシップを、その制度によって課題として提起されるわけですね。
 ところが、小中一貫教育で、多くの場合は五、六、七と、これが一つのグループになるわけです。そうすると、五、六年生が初めて自分たちで世界をつくる、自由に挑戦するということが、中学一年生が上に来ちゃうとできなくなるわけです。しかも、五、六、七は、実は義務学校では九年生、八年生が全体としてはリーダーシップを取っているわけですから、そもそも、制度的に見て五、六、七のリーダーシップが希薄化するわけです。
 こういうところに、制度としてリーダーシップ、思春期に生きるための自律的な課題を言わば峠として設定するということがなくなるということが最大の問題だと思います。

発言情報

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発言者: 佐貫浩

speaker_id: 28514

日付: 2015-06-11

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会