無藤隆の発言 (文教科学委員会)

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○参考人(無藤隆君) 中高一貫の方、中等学校であります。私立の場合には中等学校とは限りませんが、とにかく中高一貫学校が増えたわけですが、二つほどのことを考える必要があると思います。
 一つは、全国的に言うと、首都圏あるいは関西、阪神辺りを中心として多いわけですが、それ以外の地域はそう多くはないということなんですね。
 例えば埼玉県、私は近いので関わりが多いですけれども、もちろん、首都圏といいますか、大宮のような東京に近い部分はまた別なんですけれども、大部分のところは従来の小学校、中学校、高校としてつくられているわけですし、私学受験もそう多くはないわけです。そういうところでは、新たに中高一貫をつくっている場合もなくはありませんけれども、むしろ、今としては、小中の一貫とかつながりということで、先ほどから申し上げている人生の最初の十五年間というのを考える。それが特に市町村にとって、基礎自治体にとっては一番責任が持てる部分ですので、そういうことが動きとしてあるんだろうというのが一つの事情です。
 もう一つは、中高一貫ないし中等学校は基本的には受験、また選択です。公立の場合の受験については、余り試験勉強を極端にさせないという一個入っているだろうとは思いますが、そういう意味での、入学時の受験とか基本的には選択制であるという在り方に対して、義務教育学校は、基本的にはそれを含めていないということですね。小学校まで含めるということは、もちろん受験勉強という想定をしていないし、そういう事態にならないようにしてほしいということが基本線だと思います。
 私は、選択制と全然制度が違うので、選択制が駄目だとこの場で言う気はありませんけれども、少なくとも、義務教育学校というのは、先ほどから何度も申し上げている就学指定をベースにした特定の学区としての在り方を考える、地域の学校として考えるという趣旨でつくられていると、そういう理解です。そういう意味で、直接的につなぐものではないということです。
 その上で、首都圏のような私学あるいは公立の中高一貫学校の選択肢がある場合の小中一貫のつくり方は非常に難しいと思います。場合によっては、小学校卒業の半数以上が私学に行く、中高一貫に行く場合がありますので、そういう意味で、あえてつくるとすれば、小学校の、あるいは前期課程の卒業時への配慮というのが不可欠だと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 無藤隆

speaker_id: 25118

日付: 2015-06-11

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会