藤田英典の発言 (文教科学委員会)
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○参考人(藤田英典君) これ、どちらも、小中一貫も中高一貫もそうですが、都道府県といいますか、立地環境によってかなり問題は、表れ方は違うと思います。
まず、一般論として、私は中高一貫には当初から批判的でした。その最大の理由は、中高一貫が公立で広まっていくと、そのときには人生にとって重要な選択が中学校に下りてきちゃう。それはまた選抜の時期でもありますから、そうなりますと、先ほどの家庭間格差が非常に拡大していって公平なシステムが維持できなくなるという問題ですね。
しかし、実際には、高校については、御指摘のように、私立は中高一貫校が、事実上の一貫校がたくさんあって、受験名門校としても有名なところがたくさんあったわけですから、これが多い東京であるとかそういったところについて一貫校ができることについては、私自身は、既に実態が、子供たちにとって選択肢が多様化していますから、個人的には、一般論として批判的だけどやむを得ないかなというふうにも思っています。
もう一つ問題は、今回、小中一貫も重なりますと、御指摘のように、九年制あるいは六年制、そして、しかもそれが途中で重なる、それから私立も割と多い、それも六年制が多いとか。そうすると、この選択を早い段階でやった子供は固定化の問題だけじゃなくて、人間関係の、移行のリスクというのを覚悟しなきゃいけなくなるという問題がありますね。ですから、これは、選択して合わなかった場合にほかの学校へ移るというのは公立であれ私立であれ非常に大きいリスクを伴いますから、そういう意味でも、選ぶ側は気を付けなきゃいけないし、システム制度設計としては、私は好ましくないというふうに考えます。