甘利明の発言 (本会議)
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○国務大臣(甘利明君) 二問お尋ねがありました。
まず、経済の好循環についてであります。
政権交代以来、三本の矢の政策を進めてきた結果、有効求人倍率は二十二年ぶりの高水準、昨年の賃上げは平均二%以上のアップと過去十五年で最高、そして企業の経常利益は過去最高水準、企業倒産件数は二十四年ぶりに年間一万件を下回るなど、確実に経済の好循環は生まれ始めています。
昨年四月の消費税率八%への引上げの影響も含め、物価の上昇に家計の所得が追い付いていないということもあり、景気回復の実感が地方に暮らす方々や中小・小規模事業者の方々にはっきりと届いていないのも事実ではありますが、先日公表されましたGDP速報では、三四半期ぶりに実質GDPが前期比プラス成長となり、また、景況感は全ての地域で改善するなど景気回復の兆しも見られています。
二十日に連合から公表されました春闘の回答状況では、一人当たりの平均賃上げ率が二・四三%と、過去十五年で最高となった昨年の水準を更に上回っている勢いとなっております。
次に、海外からの投資の呼び込みについてのお尋ねであります。
海外から日本に投資を呼び込むためには、御指摘の内需回復といった観点にも配慮すべきでありますが、世界で一番ビジネスがしやすい国の実現を目指し、法人税改革のほか、TPPを始めとした経済連携の推進、規制改革などに総合的に取り組むことが必要であります。
こうした中で、御指摘の法人税改革につきましては、我が国の立地競争力の強化や企業の競争力の向上などを通じて成長力の強化を図りつつ、政労使の連携といった取組などが相まって、投資や賃上げ、下請企業の価格転嫁といった取組などにつながり、経済の好循環の後押しとなることを期待をしております。
消費税率の八%への引上げは、我が国の世界に誇るべき社会保障制度を次世代に引き渡し、そして子育て支援を充実させていくために必要な措置であります。また、これまでの安倍内閣の三本の矢の取組によりまして、確実に経済の好循環は生まれ始めております。
引き続き、経済再生と財政健全化の両立を目指してまいります。(拍手)