安倍晋三の発言 (予算委員会)

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○内閣総理大臣(安倍晋三君) ただいま古賀委員からは御見識にあふれた助言をいただいたと、このように思っております。
 先般、二十一世紀構想懇談会を立ち上げたところでありまして、自由闊達な御議論をいただくために、歴史や政治に造詣の深い学者、言論界、ビジネス界など、幅広い分野の様々な世代の方々に委員に就任していただいています。十三日に開催された第二回会合では、二十世紀の世界と日本の歩みをどう考えるか、私たちが二十世紀の経験から酌むべき教訓とは何かについて活発な御議論をいただきました。
 これは、まさに今委員が指摘をされました、さきの大戦に至る日本の歴史自体を総括すべきではないか、私はそのとおりだろうと考えています。しかし、それはあくまでも基本的には有識者、学者、歴史家にまずは委ねるべきだろうと、このように考えるわけでございます。政府にいる我々がそうしたことについての発言は直ちに政治・外交問題化するわけでございまして、結果として、言わば歴史的な、冷静な、冷徹な分析に至ることは難しいということになってしまうと。
 そこで、まずはそういう方々に議論をしていただく。この議論のアプローチの仕方としては、今委員が御指摘になったように、これは単に日本だけ、あるいはある期間だけではなくて、もっと広く、世界全体を俯瞰しながら、どういう時代であったのか、その中で日本が取った行動はどうだったのか、果たしてこのときにこういう選択肢があったのかどうかということも含めてよく考えていく。そして、それは長い時間軸の中でどのように、様々なそういう状況に向かってそういう状況が形成されてきたのかということについても冷静に議論していく必要があるんだろうと、こう思うわけであります。引き続きまして、この二十一世紀構想懇談会においては、二十一世紀の世界の在り方、そしてその中で日本が果たすべき役割等について大いに議論をしていただきたいと、こう思います。幅広い有識者の方々から様々な御意見を伺った上で、政府として新たな談話について検討をしていきたいと考えております。
 いずれにせよ、新たな談話については、さきの大戦への反省、そして戦後の平和国家としての歩み、今後、日本としてアジア太平洋地域や世界のために更にどのような貢献を果たしていくべきか、次の八十年、九十年、百年を見据えて日本はどのような国になることを目指しているのかといった点について世界に発信をしていきたいと考えております。

発言情報

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発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 2015-03-18

院: 参議院

会議名: 予算委員会