安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 来年、日本は国連に加盟をして六十年を迎えます。加盟時、当時の重光葵外務大臣はスピーチの中で、日本は広島、長崎を経験した、つまり日本は核の悲惨さを知っているということを述べたわけであります。これはまさに、日本こそが核の廃絶に向けて努力をしていく、こういう意思を国連加盟に当たって述べたものと私は理解をしております。
世界で唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けて国際社会の核軍縮・不拡散に関する取組を積極的に主導していくことは、我が国に課せられた重要な使命であると思います。
核兵器のない世界の実現に向けて、我が国は、四月からニューヨークで開催される二〇一五年NPT運用検討会議などにおいて、これまで核兵器の廃絶に向けて我が国が主導するグループであるNPDIを中心に現実的かつ実践的観点から努力を積み重ねてきております。
まさに、古賀委員が指摘されたように、しっかりと理想を掲げる、そして、この掲げた理想、このたいまつは決して炎が消えることはないわけでありますが、課題は何といってもやはりこの理想に向かって一歩でも近づいていくことであります。いたずらに核保有国との関係に溝をつくって、立派なことは言っているんですけれども一歩も実は理想に近づいていくことにはならないというアプローチは私たちは取らない。私たちは、理想はしっかりと掲げながら、その理想に向かって一歩でも進んでいく努力を主導的に行っていきたいと、こう考えているわけでありまして、引き続き積極的に取り組んでいく決意であります。