武見敬三の発言 (予算委員会)
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○武見敬三君 総理、二十一世紀のアジア太平洋の地政学的な大きな変化というのは、これは本当に我が国の外交・安全保障政策を考えるときには見過ごせない深刻な状況をこれからつくり出すかなと、こういうふうに思います。
加えて、先週末、朝鮮半島で極めて緊張した事態が起きてしまいました。地雷の爆発というのがあって、またさらに銃撃戦があるというようなことで準戦時体制だなどと言い始めて、極めて緊張した事態が起きたことは誠にもって懸念すべきことでした。総理、極めて迅速に国家安全保障会議を主宰されて、そして河口湖行きもおやめになって、あえて東京で直ちに対応できる体制を整えられた。私も、非常にこの緊張した状態というものを実際に強く感じました。
また同時に、二十世紀のパワーポリティクスというのを構成していたのは、軍事力とかあるいは経済力や、それから人口の大きさとか、それから領土の広さと、こういうようなものであったわけでありますけれども、こういった二十世紀のパワーポリティクスの構造というものに基づいて二十一世紀の今度はアジア太平洋におけるパワーポリティクスの動向というのを見てみると、そこに、今述べたような地政学的な変化が起きているということが感じられます。それは、特に軍事、経済の分野における中国の台頭でありまして、また同盟国である米国の相対的な影響力の低下です。南シナ海における中国による軍事基地建設というものを止めることができないというようなことにでもなりますと、この軍事的な勢力の均衡が中国に有利に変化し始めているということを印象付けることになると思います。
アジア太平洋における地政学的な変化を総理はまずどのように捉えられているのか、その御所見を伺いたいと思います。