安倍晋三の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) アジア太平洋地域の地政学的変化でありますが、二十世紀の冷戦時代には米ソを頂点とする二極体制が存在をし、米国は西側のリーダーとして圧倒的な軍事力、そして経済力を有していました。しかし、冷戦が終結をし、二十一世紀の現在においては、アジア太平洋地域でも地政学的な変化が起きています。
北朝鮮は、日本の大半を射程に入れる数百発もの弾道ミサイルを配備し、発射されればおよそ千キロメートルを僅か十分で到達するわけであります。二〇〇六年以降、三回の核実験を繰り返し、ミサイルに搭載できる核兵器の開発を進めている状況にあります。
そしてまた、中国は、公表国防費が一九八九年以降ほぼ毎年二桁の伸び率を記録し、過去二十七年間で四十一倍であります。今年度においては、中国の国防費は日本の防衛費、防衛予算の約三・三倍に達しているわけであります。東シナ海においては、尖閣諸島周辺海域において中国公船による領海侵入が繰り返され、また、境界未画定海域における一方的な資源開発が行われています。南シナ海においては、中国が活動を活発化し、大規模かつ急速な埋立てを一方的に強行しているという状況でありまして、このように我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増している中において、まずもっては外交を通じて平和を守っていく、これが重要なのは言うまでもないわけでありまして、今後も積極的な平和外交を進展をしていきます。
そして、万が一への備えとして、現在我々が御審議をいただいている平和安全法制を整えていくことによって、日本が危険にさらされたときには日米同盟が完全に機能する、このことを発信していくことによって紛争を未然に防いでいくことにつながっていくと、このように確信をしているところでございます。