安倍晋三の発言 (予算委員会)

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○内閣総理大臣(安倍晋三君) まさに武見委員御指摘のように、米ソ冷戦構造時代には、ソビエト連邦と日本、ソビエト連邦とアメリカの貿易関係というのは非常に希薄であったわけでありますが、しかし、今は、まさに冷戦構造が崩壊した後は、経済の関係は非常に複雑に、かつ深く広く結び付いているわけであります。
 今例として挙げられましたが、平和安全法制で備えをきっちりと行っていく、同盟を強く、日米同盟を強くしていくと同時に、中国を含むアジア太平洋地域において、TPPを通じて、我が国の同盟国である米国や、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値を共有する国々とともに、二十一世紀にふさわしい新たな自由、公正で開かれた国際経済システムをつくり上げていくことが重要と、こう考えております。これは単に経済だけではなくて、安全保障においても非常に戦略的価値があるんだろうと、こう思います。
 我が国は、まさに七十年前、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという不戦の誓いを立て、戦後一貫して平和国家としての道を歩んできたわけであります。この平和国家としての日本の歩みはこれからも決して変わることはありません。まずもって外交を通じて平和を守ることが重要なのは言うまでもないわけでありまして、積極的な平和外交を展開してまいります。
 しかし、平和は唱えるだけで実現するわけではないのであります。このため、我が国は、国際協調主義に基づく積極的平和主義の考え方の下、地域や世界の平和と安定の確保により一層積極的に貢献していく考えであります。このような考え方を今後とも国民の皆様に丁寧に説明することにより、積極的平和主義について一層の御理解を得てまいりたいと考えております。

発言情報

speech_id: 118915261X02020150824_009

発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 2015-08-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会