岡田直樹の発言 (予算委員会)

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○岡田直樹君 日ロの首脳の関係というもの、これは現下のロシアの国際的な行動に鑑みると極めて微妙な問題もはらんでいると、そのように思いますが、これは今総理がおっしゃったように、持続的に粘り強く対話の機会も持つということを探っていただきたいというふうに思うものでございます。
 それでは、これまた武見議員も御指摘になったところでありますけれども、安倍総理の戦後七十年談話で積極的平和主義を掲げられた、この点について少し総理の理念や意欲というものをお伺いをしたいと思います。
 ちょうど十年ほど前になりますが、私は総理と日本国憲法の前文についていろいろ議論をさせていただく機会がありました。総理は、その当時、自民党の幹事長代理というお立場でありました。今の日本国憲法前文の中には、例の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」、こういう若干あなた任せのような記述もあると、こういうことも私も申し上げておったわけでありますけれども、その一方で、ここにパネルに抜き出しましたように、(資料提示)「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」、こういった一国平和主義ではない積極的平和主義を示唆するくだりもあるわけであります。
 これは、大戦中のテヘラン宣言でありましたか、その引用であるという説もありますし、英語で書かれた憲法草案を日本語に直した翻訳調の文章であるということも思うわけでありますけれども、これに続く、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」、こういう部分などは、先ほど総理と武見議員の間で議論をされた人間の安全保障にも通じるところがあると思います。
 この憲法前文の文章の良しあしや成立の経緯は別として、先般の七十年談話に示された、「我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。」、この宣言と一脈この憲法前文は通じるところもあるのではないかというふうに私は思っております。将来においてこの憲法の前文が書き改められるようなときがあるとすれば、もっと分かりやすい日本語で積極的平和主義の精神を盛り込みたいと、そんなふうにさえ思っているくだりであります。
 総理の積極的平和主義への思い、また精力的に続けてこられた地球儀俯瞰外交について、改めてその意欲をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 岡田直樹

speaker_id: 6015

日付: 2015-08-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会