尾身朝子の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)

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○尾身委員 自由民主党の尾身朝子です。
 本委員会で質問の機会を与えていただきましたことを心より御礼申し上げます。ありがとうございます。
 先ほど松島みどり議員も触れられましたけれども、本日は、科学技術予算の抜本的拡充に向けた政府の取り組みについて質問させていただきます。
 去る四月十九日、尾身幸次元財務大臣、NPO法人STSフォーラム理事長を中心に、榊原定征経団連会長、小林喜光経済同友会代表幹事並びに産業競争力懇談会理事長、五神真東京大学総長、山中伸弥京都大学iPS細胞研究所長を初めとする産業界や歴代のノーベル賞受賞者、国公私立大学団体、国立研究開発法人のトップの方々が官邸を訪問し、安倍総理大臣に対して、科学技術予算の抜本的拡充を求める要請を行いました。
 また、総理に続いて、谷垣幹事長や稲田政調会長など自由民主党の幹部、山口代表を初めとする公明党幹部の方々にも要請を行いました。
 さらに、自由民主党では、科学技術・イノベーション戦略調査会にて直接要請を受け、これを踏まえて、科学技術予算の抜本的拡充を求める決議を採択し、党としても、安倍総理に対して同様の申し入れがなされたと承知しております。
 本日は、科学技術・イノベーション戦略調査会で使用されました資料を配付しておりますので、あわせてごらんください。
 概算要求のタイミングでもないこの時期に今般の要請が行われたことは、単に予算獲得を目的とした陳情活動ではなく、各界のそうそうたる方々が、純粋に我が国の科学技術イノベーションを取り巻く状況を憂い、強い危機感に突き動かされて、やむにやまれずとった行動です。私自身、要請文を拝見するとともに、党の調査会にも参加いたしましたが、ここに書かれている危機感や課題、方向性に強く共感し、全面的に賛同しております。
 さて、要請文には次のように書かれています。大学の国際競争力が低下し、世界大学ランキングの上位を占める日本の大学数は激減している、質の高い研究論文の数も、中国が八位から二位に躍進する一方、我が国は四位から八位に転落した、こうした大学等を支える科学技術投資は、近年、中国や韓国はもとより、欧米先進国までもが投資を大幅にふやす中、我が国はほとんど増加していない。この指摘は極めて重要かつ深刻だと思います。
 政府の科学技術基本計画は、平成八年に策定された第一期から今年度からスタートした第五期に至るまで、五年間ごとの投資目標が掲げられています。国のあらゆる計画の中で、明確な投資目標が掲げられているのは科学技術基本計画だけです。これは、政府の科学技術重視の姿勢を国内外に示すものです。
 その一方で、投資目標を掲げたものの、実際にはこの十年間、科学技術予算はほとんど伸びておらず、この目標が単なる目標に終わっているのではないかと危惧しております。
 そこで、政府にお尋ねいたします。
 第一期以降の科学技術基本計画に掲げられた政府研究開発投資の目標と実績、さらに目標の達成状況に関する政府の立場や評価について、島尻大臣の御見解をお聞かせください。

発言情報

speech_id: 119003910X00320160512_126

発言者: 尾身朝子

speaker_id: 25655

日付: 2016-05-12

院: 衆議院

会議名: 科学技術・イノベーション推進特別委員会