多田明弘の発言 (経済産業委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○多田政府参考人 お答え申し上げます。
出力制御の関係でございますけれども、確かに、私ども、現在のルールでは、長期固定電源といたしまして、水力、地熱と並んで原子力を同じカテゴリーに入れているところでございます。これは、運転コストが低廉であること、そして、長期にわたり安定的に運転が行われれば便益が高い、こういうベースロード電源の特性に着目したものでございます。
今の先生の御指摘は、そうは言っても、燃料費、短期限界費用に着目した場合に、地熱や水力と原子力を同列に扱うのはどうなのか、こういう指摘でございます。私どもの理解といたしましては、確かに、海外を見ますと、フランス等で出力制御運転を前提とした原子力の設計、こういったものが行われている例がございます。他方で、我が国の場合には、既設の原発につきましては、ベースロード電源として運転することを前提に設計されておりまして、出力制御運転を行う場合には、新たに設計変更を行うことが必要となります。また、機器やシステムが運用上問題ないかという点も慎重に確認しなければならない、こういった技術的な課題があるものと承知をいたしております。
こうしたところを踏まえますと、燃料費はゼロではないということは御指摘のとおりでございますけれども、やはり原子力について、長期にわたって安定的に運転を行うことのメリットというのはあると考えられまして、これを安定的に稼働させることは、エネルギーの安定供給あるいはコストというものを考えた場合に、エネルギー政策上妥当でありますし、かつ必要である、このように私どもとしては考えている、このようなことでございます。