木内孝胤の発言 (財務金融委員会)
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○木内(孝)委員 最近、AIIBが、世銀とか、あるいはアジア開発銀行との協調融資という話をしていますが、アジア開発銀行と協調融資をする場合は、これは明らかな利益相反の問題もありますので、アジア開発銀行の一番最大の貸出先が中国でありインドでありという状況の中でAIIBと協調して貸し出しをするというのは、どう考えても、制度そのものに問題が生じているというふうに、利益相反の問題があると思わざるを得ませんので、協調融資であれば場合によってはいいんじゃないかみたいなトーンがございますが、これもひとつ慎重に御判断をいただきたいポイントかと思います。
いずれにしましても、輸銀さんのノウハウを使って、アジア開発銀行さん、そしてAIIB、私は、繰り返しになりますけれども、今は参加するべきという話をしているわけではありませんが、何とかいい形で取り込めるような仕組みに頑張ってするというのも一つの選択肢ではないかと思っておりますので、あと一年、二年、いろいろな融資が立ち上がってどういう状況になるかというのを見きわめてからということになるかもしれませんけれども、AIIBの役割等については、引き続き注視をしていただければというふうに思います。
次の質問、パナマ文書の問題についてお伺いをいたします。
パナマ文書、いろいろ問題がございますけれども、これは幾つかの問題が分かれておりまして、一つ一番大きな問題は、これがもし本当の資産隠しとか非合法の取引といった場合は、もうこれは物すごく大きな問題というのは、当然のことながら一つ言えると思います。
ただ、もう一つ大きな問題、これはオバマ大統領もおっしゃいましたが、要するに、こういう割と簡単、安易な節税が合法的にできてしまうということが非常に問題なのではないかと思います。
三年前のサミットにおきましても、世界的な大企業が合法的に節税をうまくやり過ぎているということが話題になり、議題に取り上げられました。
その後、OECD・BEPS等いろいろな議論が進んでおりますが、今回の問題というのは、やはり世界じゅうで格差の問題が非常に注視されている中で、多くの国々の首脳あるいはそれに近い人たちがお金を入れていたということで問題になっているわけですが、この間、菅官房長官が、これに関してどうするのかといったときに、ちょっと答弁の内容、多分そういう真意ではないのかとは思いますけれども、何かそんなに積極的にこれは調べなきゃいけないというより、これは慎重に調べなきゃいけない、やや後ろ向きにも聞こえる答弁だったというふうに記憶をしております。
この件の調査の仕方、あり方、今後の進め方等について、今、財務当局としてどういうふうにお考えになられているのか。それについてお聞かせをいただければと思います。