上西小百合の発言 (法務委員会)

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○上西委員 上西小百合でございます。
 まずは、お越しくださった三名の参考人の皆様方に心から感謝を申し上げたいと思います。
 参考人の皆様方からの御意見をできる限りたくさんいただきまして、慎重にこれらの審議を進めていかなければならないと思っておりますので、私、最後の質問者ですから、少しお疲れかもしれませんけれども、ぜひとも忌憚のない御意見をお聞かせいただければと思っております。
 さて、現在、二つの法律案が今この法務委員会で審議をされているわけなんですけれども、審議を進めていけばいくほど、光と闇といいますか、本音と建前といいますか、こういったものが複雑に絡み合っているんだなと。そして、審議を進めるほどに難しい課題が表面化してくるものだなというふうに感じておりますので、きょうは私からそういった矛盾も入りまじった中で質問をさせていただくことになるかと思いますけれども、ぜひともよろしくお願い申し上げます。
 まず、先ほどから本当にたくさん質問も出ていますけれども、ちょっと私、別の角度から。先日の法務委員会の視察で、介護施設を訪れました。EPA制度を採用されている介護施設にお邪魔させていただいたときに感じた、今回の法律案を整備する上で気になる点を三名の皆様方にお伺いさせていただきたいと思います。
 EPA、先ほどから出ていますけれども、インドネシア、フィリピン、ベトナム、この三カ国で受け入れ人数の上限をそれぞれ定めていますから、限度がありますので、さぞかし今回、技能実習生に追加項目されることで、日本の国際貢献の幅が広がる、よりたくさんの外国人の方が日本に来て、技能を修得いただける機会がふえるんじゃないかなというふうに私は考えていたわけなんですけれども、介護施設にお邪魔をさせていただきますと、採用される介護施設の職員の方々、そして、される側の外国人の方々から意見を聞きますと、ちょっとまた違った現状を聞くことができました。
 EPAは、日本に来る前に、一定の日本語であり介護、看護の知識を既に習得されてきている。ですので、入国後はOJTで勉強しながら、日本で国家試験に合格をすれば、本人の希望で在留資格更新をして、日本で勤務し続けることができる。そうなると、介護施設としても人手不足の解消につながるのでありがたい、助かりますよという話で。
 一方で、技能実習生を受け入れるとなると、ほぼ一からですよね、日本語であったり技能であったりを教えなければならない。そして、三年から五年で母国にお帰りになるということであれば、体力的にも大変だ。そうなると、EPA制度は使いたいんだけれども、技能実習制度はちょっと二の足を踏んでしまうなということを御意見でいただきましたので、非常に気になったわけなんですね。
 そういうふうな意見を聞くと、いやいや、そうじゃなくて、この制度は国際貢献なんだから労働力なんて期待しちゃいけないんだよ、働いてほしいなんて、ずっと働いてくださいなんていうのはおかしいんだよという声も出てくるかもしれませんけれども、今、日本の介護現場は非常に深刻な人手不足が叫ばれています。それによって被介護者にもしわ寄せがかなり来ているというニュースも報道されていますから、ちょっと一旦、ここは国際貢献という看板をちょっとだけ横に置かせていただきまして、あえて質問をさせていただきたいと思います。
 まずは、このEPAの現状をどのようにお考えになっているか、そして、EPAと技能実習制度の両立、こういったことに関してどのように見ていられるか、お考えかをお聞かせいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 上西小百合

speaker_id: 28176

日付: 2016-05-10

院: 衆議院

会議名: 法務委員会