安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○安倍内閣総理大臣 これはもう既に今、新藤委員から話をされたとおりであります。
先ほど私も御説明をさせていただきましたが、私たちの進めてきた経済政策によって、賃金は二%以上、これは連合の平均で二年連続上昇しています。冬のボーナスも過去最高の引き上げ率になっています。間違いなく収入は上がってきています。同時に、デフレから脱却しつつあるということは、物の値段が下がらずに、物の値段が適切に上がり始める、いわば正常な市場に戻りつつあるのは間違いない。
一方、年金生活者の方々は、そうした企業が最高収益を上げたとしても、そのいわば分配は来ないわけであります。
そして同時に、我々は政権をとって、責任政党としてしっかりと責任を果たしていかなければならないという中において、年金においては物価に対してスライドをしていくわけでありますが、デフレになったときに、何らか、年金生活者の皆様が大変だということで、デフレにはスライドさせてこなかったんですね。これはずっとたまっていたんです。それでは年金財政自体がもたなくなりますから、私たちは私たちの政権として、厳しい決断ではありましたが、デフレスライドをさせました。デフレスライドをするし、かつ物価が上がっていく、給料生活者ではありませんから、給料が上がっていかないという厳しい状況にあったのは事実であります。
一方、多くの給与生活者は、先ほど申し上げましたように、企業は最高の収益を上げ、政労使の会議によって賃金が上がっていくという中において、我々の、いわばアベノミクスの果実が分配されつつある、この大きな差があります。これを私たちはアベノミクスの果実で埋めていくべきだ、こう考えたわけであります。
国と地方、税収は二十一兆円ふえたんですから、この三年間で二十一兆円もふえた。国だけで十五兆円もふえています。この果実をどう分配していくか。そして、そのポイントの中で、消費性向が高いのは、今委員が御指摘をされたように、まさに私たちが今度の三万円の措置をしようとする対象者の皆様であります。
まさに、アベノミクスの果実の恩恵がなかなか行かない、そして、かつ同時に、消費性向が高い人たちにしっかりと政策を打っていくというのは、政策として、ミクロで見ても正しいし、マクロ経済においても私たちは正しい、こう考えているところでございます。