安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○安倍内閣総理大臣 私が初当選をいたしましたのは、平成五年の総選挙でございました。この総選挙に向かうきっかけは、金丸事件が発生をいたしまして、政治とお金の問題、さらには、そこから選挙制度の問題に発展し、大きな政治改革が最大のテーマとなって平成五年の総選挙が戦われたわけでございます。
この総選挙の結果、我が党は野党になったのでございますが、しかし、その後、与野党で合意をしながら、選挙制度の改革が行われ、かつまた政治資金にかかわる法改正が行われた、このように思います。
政治と金の問題をめぐっては昔からいろいろな事案が発生し、得られた教訓からさまざまな改善の取り組みがなされてきたわけであります。その中で、御党が中心的な役割を担ってこられたことに対しましては敬意を表したいと思います。
政治資金を適正に扱うための法規制や罰則が強化され、また、政治活動に要するコストを誰がどのように負担するかという観点から、国民の御理解をいただき、政党助成制度が創設されるなどしてきたところであります。
しかしながら、規制や、罰則、制度がいかに整備されたとしても、つまるところ、この問題は政治家一人一人が自覚を持って行動するか否かにかかっている、このように思います。みずからの政治資金について、国民の信頼を損なうことのないよう、法にのっとって適正に取り扱い、みずから襟を正し、必要に応じ説明責任を果たしていく、そうすることによって国民の負託に応えていかなければなりません。
今回、閣僚が交代する事態を招いたことについては、国民の皆様に大変申しわけなく思っております。政治家の一人として、姿勢を正して国民の負託に応えていく、このことを政にかかわる、携わる者の中でしっかりと共有するようにしてまいりたいと思います。
この問題につきましては、政府、与党、野党の区別なく、政治家一人一人が自覚を持ってその責任を果たしていくことが大切ではないか、このように考えております。